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臨床 モニタ 書籍

1455

臨床試験の質向上のためのポイントを凝縮!

モニタリング業務全集

■ 執筆者(敬称略)
ファイザー(株) 石嶋 隆守
エーザイ(株) 大野 保則
メディカル統計(株) 小田 英世
元 アストラゼネカ(株) 小田 睦司
DOTインターナショナル(株) 折戸 哲也
メディカル統計(株) 笠原 弘嗣
ノバルティス ファーマ(株) 北澤 行富
大日本住友製薬(株) 黒田 稔
シミック(株) 杉山 充
聖隷浜松病院 鈴木 千恵子 
(株)オンサイト・ビュー  高石 晴史
アルフレッサ ファーマ(株) 中谷 貴代美
東京医科歯科大学 奈良 信雄
大阪大学大学院医学系研究科
医師・労働衛生コンサルタント
吉田 茂
(株)アイコン・ジャパン[元 ワイス(株)] 渡辺 秀桂
■ 目  次
第T部 治験準備段階から終了までのモニタリング業務のポイント
第1章 治験準備段階における治験依頼者業務のポイント

                                          
第1節 開発計画立案とプロトコール骨子の策定と実施推進 〜モニタリングの立場から〜
  1.プロトコールの作成
   1.1 プロトコール作成の規定
   1.2 モニターの役割
   1.3 プロトコールの位置づけ
    1.3.1 文書としての役割
    1.3.2 スタッフとの役割
  2.プロトコールの作成の留意点
   2.1 治験デザイン
    2.1.1 治験のデザイン
   2.2 必要な被験者数(症例数)
   2.3 統計的な有意差
   2.4 臨床試験で用いる対照群
   2.5 エンドポイント
   2.6 偏り(バイアス)を少なくすること
   2.7 統計解析について
    2.7.1 解析対象集団
    2.7.2 欠測値 
  3.プロトコールを確認する視点
  4.プロトコールの構成
   4.1 項目
   4.2 項目の説明
  5.国際共同治験におけるプロトコール
   5.1 プロトコール作成上の留意点

第2章 治験開始前段階におけるモニター業務

                                          
第1節 治験実施施設・治験責任医師の選定における適格性判断
  1.治験実施医療機関及び治験責任医師の評価・選定
   1.1 治験実施医療機関の調査項目
    1.1.1 医療機関の実施体制
    1.1.2 実施医療機関設置治験審査委員会が設置されていること
    1.1.3 治験薬管理
    1.1.4 記録等の保存
    1.1.5 その他
   1.2 調査方法
   1.3 治験責任医師の調査項目
   1.4 調査方法
   1.5 実施医療機関や治験責任医師の選定記録作成について
  2.治験依頼者として実施医療機関のSOPに求める記載内容
   2.1 実施医療機関への当局からの指摘
    2.1.1 外部IRBに関して
    2.1.2 SOPについて
  3.医療機関と外部機関(SMO)との契約内容と治験実施の状況
   3.1 SMOの定義
   3.2 SMO及びCRCの業務
    3.2.1 GCP上で規定されている実施医療機関の主な業務
   3.3 契約
    3.3.1 SMOと実施医療機関との契約
    3.3.2 SMOの業務形態
    3.3.3 SMOと治験依頼者及びCROとの関係
   3.4 SMOは本当に必要なのか
    3.4.1 SMOの必要性
    3.4.2 SMO利用の留意点
    3.4.3 院外のCRCを活用する場合の留意点
   3.5 SMOの理想像

第2節 治験の依頼から治験実施前までの間に留意すべき事項
  1.プロトコールの合意までの準備
   1.1 治験実施体制の説明
   1.2 治験薬概要書の理解と説明
   1.3 プロトコールの理解と説明
   1.4 CRF作成手順の説明
   1.5 原資料の確認
   1.6 申込書類の作成
   1.7 提出資料の準備
   1.8 プロトコール勉強会実施の要請
  2.スタートアップミーティング
   2.1 開催準備
   2.2 説明会での留意点
    2.2.1 スタートアップミーティングにおける基本的確認事項
    2.2.2 担当診療科、治験事務局以外の院内治験関連部門の確認
    2.2.3 院内調整の確認
    2.2.4 プロトコール逸脱防止策と逸脱情報の提供
    2.2.5 保険外併用療養費に関する確認
    2.2.6 健康被害補償の範囲の確認
    2.2.7 治験協力費の支払いに関する確認
    2.2.8 治験薬
  3.治験開始直前に留意すべき点について
  4.モニタリング活動への理解
  5.モニタリングレポートの説明

第3節 選択・除外基準に関して留意すべき事項
  1.プロトコールからの逸脱について
   1.1 症例報告書(以下CRF)作成支援のための事前準備
   1.2 医療機関内治験関連スタッフへのGCP啓発活動
   1.3 患者スクリーニングの依頼
   1.4 患者リクルート実施
   1.5 患者背景情報等の収集と確認
   1.6 モニターの心得

第4節 逸脱防止を踏まえたスケジュールの管理
  1.治験実施時における各種スケジュールの管理上の留意点
   1.1 スケジュールの周知徹底
   1.2 患者のスケジュール管理
   1.3 CRC等治験協力者間の協力体制
   1.4 患者対応
  2.治験薬等の管理
  3.臨床検査・画像診断検査実施時の対応
   3.1 各検査実施スケジュールの管理
  4.臨床検査の方法と検体の取り扱い
   4.1 外部医療機関における検査
   4.2 医療機関内での検査
  5.症例報告書の作成
  6.有害事象出現時の対応
   6.1 医療機関内で重篤な有害事象が発生した場合
   6.2 国内治験実施中に発生した重篤有害事象や海外からの安全性情報の取扱い
  7.患者対応終了
   7.1 患者が治験を完了した場合
   7.2 治験に参加した患者が途中で終了した場合(中止注1)・脱落注2))

 

第3章 治験実施段階におけるモニター業務

第1節 適合性調査をふまえた治験文書管理
  [1]治験実施医療機関からみた治験文書管理
  1.治験の文書管理を取り巻く環境
  2.医療機関の治験実施体制に係る文書の管理
   2.1 SOP
   2.2 指名記録
   2.3 ホームページの活用
  3.治験審査委員会(Institutional Review Board:以下、IRB)に係る文書
   3.1 IRBのSOP
   3.2 IRBの委員・事務局の指名記録
   3.3 IRBの運営と審議資料
   3.4 議事録
  4.治験実施計画書ごとの文書管理
   4.1 治験実施チーム
   4.2 治験実施計画書、症例報告書、概要書
   4.3 説明文書・同意書
   4.4 重篤な有害事象の報告
   4.5 安全性報告
   4.6 IRB関連書類など
  5.医療機関における原資料管理の実際
   5.1 原資料
   5.2 説明文書・同意書
   5.3 原資料の特定と整合
   5.4 原資料保管体制と問題点
   5.5 Qualityの高い記録(原資料)とは
  6.その他の管理、記録
   6.1 治験薬の管理
   6.2 負担軽減費の管理
   6.3 その他の記録

 [2]治験文書管理におけるオーバークオリティー
  1.治験文書管理における品質管理
  2.モニタリング報告書の確認
  3.同一資料内での確認
  4.複数の資料間での確認
   4.1重複記載の防止
   4.2内容が重複・類似する文書の集約
  5.文書管理の効率化

 [3]CROにおける文書管理のポイント
  1.必須文書管理の実情
   1.1 弊社で管理している必須文書数
   1.2 必須文書の内訳
   1.3 ファイリング方法
   1.4 必須文書の移管業務
  2.必須文書の管理フロー(点検フロー)及びシステム化
   2.1 システム導入前の資料管理フロー
   2.2 アーカイブチームとアーカイブシステム
  3.今後の課題

第2節 治験の品質保証向上の為のモニタリング業務
 [1]治験の品質」向上の為の直接閲覧実施
  1.直接閲覧実施のポイント
   1.1 「症例データに対するSDV」
   @症例登録時(特に各施設における一例目の症例)
   A逸脱発生時
   B重篤な有害事象(以後SAE)発生時
   C治験中,定期的に実施
   DCRF回収時(治験薬管理記録も確認する)
   ECRFの問い合わせ確認書回収時
   1.2 CRF回収のSDVチェックリスト作成時の留意点
   1.3 「契約・必須文書に関わる直接閲覧」
   1.4 契約・必須文書の直接閲覧チェックリスト
   1.5 SDV時における問題点と対応策

 [2]症例報告書の回収とSDV
  1.症例報告書の回収とSDV
   1.1 症例報告書の回収
    1.1.1 全体の体制
    1.1.2 モニター
     1.1.2.1 治験期間を考えたプランニング
     1.1.2.2 回収時の手順
   1.2 SDV
    1.2.1 SDV対象となる資料
    1.2.2 必須文書SDV
    1.2.2.1 必須文書SDVのタイミング
    1.2.2.2 IRB議事録
    1.2.3 症例SDV
    1.2.3.1 症例SDVのプランニング
    1.2.3.2 SDV実施時の基本的留意事項
     1.2.3.2.1 既往歴・合併症
     1.2.3.2.2 検査結果
     1.2.3.2.3 有害事象消失
     1.2.3.2.4 原疾患の悪化
     1.2.3.2.5 自動測定による画像診断の評価
     1.2.3.2.6 併用薬

 [3]記録の残し方
  1.記録の残し方
   1.1 どのような視点に立って記録を残すか
   1.2 書類に関する基本的な考え方
    1.2.1 誤記の取り扱い
    1.2.2 日付の記載
    1.2.3 契約と捺印の考え方
   1.3 ケースごとの記録の残し方
    1.3.1 SDV記録
    1.3.2 入手、提供記録
    1.3.3 版改訂時の報告漏れの防止
    1.3.4 同意説明文書の改訂
    1.3.5 逸脱報告
    1.3.6 矛盾記録
    1.3.7 契約書の修正
    1.3.8 外部での検査データの評価
    1.3.9 重篤有害事象発生時の記録
    1.3.10 経費処理

 [4]CRF/DCFのトラッキングとデータクリーニング
  1.CRF/DCFのトラッキング
   1.1 トラッキングの目的
   1.2 CRF/DCFのワークフロー
   1.3 CRF/DCFの識別方法
   1.4 トラッキングの手順
   1.5 トラッキングにおける課題
   1.6 トラッキングレポート
  2.データクリーニング
   2.1 不整合の抽出
    2.1.1 不整合チェックリスト
    2.1.2 目視チェック
    2.1.3.コンピュータチェック
   2.2 不整合の解決
    2.2.1 内部的解決
    2.2.2 DCFの発行
    2.2.3 DCF回答への対応
    2.2.4 データへの反映

 [5]モニターによるデータマネジメント業の効率化
  1.モニターによるデータマネジメント業の効率化
  2.治験におけるデータマネジメントとは
   2.1 モニターが貢献するデータマネジメント
    2.1.1 治験開始前
    2.1.2 治験実施中
    2.1.3 症例報告書と総括報告書
    2.1.3.1 症例データの取り扱い
    2.1.3.2 データ固定後の集計・解析
    2.1.3.2.1 治験対象患者
    2.1.3.2.2 有効性の評価
    2.1.3.2.3 安全性の評価

 [6]モニターが留意すべき有害事象の取り扱いと文書記載
  1.モニターの役割・位置付け
  2.診療録を理解するために
   2.1 SDV着手に至るまでの準備
   2.2 診療録の意義
   2.3 診療録に関する法規
   2.4 診療録の構成
   2.5 診療録記載の定型
   2.6 診療録で頻繁に使用される日常用語・略記・略号集
   2.7 診療録の問題点
  3.副作用の報告
   3.1 有害事象および副作用の定義
   3.2 薬事法等にみられる副作用の要件と副作用の報告義務
  4.手順
  5.収集する情報
  6.報告対象
   6.1 重篤性の判断
   6.2 予測性の判断基準等
   6.3 因果関係

第3節は著作権の都合上、掲載しておりません

第U部 GCP適合性調査を意識した社内SOP作成のポイント

  1.標準業務手順書(SOP)の作成
   1.1 作成の目的と意義
   1.2 現実的なSOPとは
   1.3 SOP運用の課題
   1.4 SOPの適用範囲と適切性
    1.4.1 適用範囲
    1.4.2 適切性
   1.5 基準と手順
   1.6 品質管理,品質保証,信頼性保証の概念
    1.6.1 一般的な概念 2-4)
    1.6.2 GCPが要求する品質管理,品質保証,信頼性保証の概念
  2.GCP適合性調査とSOP
   2.1 基準適合性書面調査とGCP実地調査
   2.2 GCP適合性調査でSOPが必要となる事例
  3.SOPの構成と作成のポイント
   3.1 構成のポイント(GCP適合性調査を意識した構成)
   3.2 作成のポイント
   3.3 Maintenanceの効率を考慮した記載方法
  4.SOPの評価と教育
   4.1 SOPの評価
   4.2 SOPの教育

第V部 GCP監査と信頼性保証−モニタリング業務を対象として−
第1章 医療機関に対する監査 (On-site Audit)

  1.モニタリングと監査の違い
  2.医療機関における監査の一連の流れ
  3.監査計画書の作成と医療機関の選択
  4.監査実施のタイミングと被験者の選定
  5.監査の準備段階
  6.モニターとの面談
  7.監査の実施
   7.1 監査開始前の会議
   7.2 治験責任医師にたいするインタビュー
   7.3 必須文書に対する監査
   7.4 Source Data Verification (SDV)
   7.5 全ての説明文書のチェック
   7.6 薬局および治験薬に対する監査
  8.監査終了後の会議
  9.監査報告書の作成
   9.1 監査報告書の内容
 10.監査報告書に対する臨床開発部からの回答
 11.最終監査報告書の作成

第2章 治験依頼者に対する監査

  1.社内における書類の監査

第3章 監査後の活動


第W部 モニター教育におけるポイント

  1.定義
   1.1 モニターの業務(モニタリング)とは
   1.2 モニター業務に必要なもの(知識・能力・技能)は何か
  2.教育カリキュラム
   2.1 導入教育
    2.1.1 導入教育対象者
    2.1.2 導入教育カリキュラム
   2.2 継続教育
    2.2.1 継続教育カリキュラム
  3.教育方法
   3.1 講義
   3.2 事例検討
   3.3 課題発表
   3.4 ロールプレイング
   3.5 自己学習
  4.教育講師
   4.1 教育講師の選定
   4.2 教育講師への注意事項
  5.教育ニーズの把握
   5.1 教育カリキュラムの作成
   5.2 教育カリキュラムの改善

 

 

【別冊】 モニター業務における必須知識 【専門用語集】

 1.資料(診療録・カルテ)の読み方
 @診療録(カルテ)の記載事項
  1)基礎データ(表2)
  2)問題リスト
  3)初期計画(initial plan)
  4)経過記録(progress note)
  5)退院時要約(discharge summary)
 A診療録を読むための基礎知識
  1)全身的な症状
  2)眼、耳、鼻、のど、口、歯の症状
  3)消化器症状 Gastrointestinal symptoms
  4)循環器症状 Cardiovascular symptoms
  5)呼吸器症状 Respiratory symptoms
  6)皮膚症状
  7)神経症状
  8)排泄行為
  9)婦人科系
 10)主な略語

 2.臨床検査成績の読み方
 @臨床検査の基礎知識
 A臨床検査値の読み方
  1)尿検査
  2)便検査
  3)血液検査
  4)免疫・血清検査
  5)血液生化学検査
  6)病原微生物検査
  7)生理機能検査