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PFOS PFOA 書籍

1463

国内外におけるPFOS/PFOA最新規制動向と対応策

〜毒性・蓄積性、分析テクニック、代替材料、分解・無害化〜

The latest international regulation trend and countermeasures of PFOS / PFOA
■ 執筆者(敬称略)
(独)産業技術総合研究所
星薬科大学
星薬科大学
堀  久男
中澤 裕之
中田 綾子
旭硝子(株)
ダイキン工業(株)
(株)島津テクノリサーチ
前川 隆茂
山本 育男
大井 悦雅
■ 目  次
第1章 PFOS/PFOA概論

1.PFOS/PFOAとは何か
 1.1 PFOS/PFOAの化学構造と名称
 1.2 PFOSの物理化学的性質
 1.3 PFOAの物理化学的性質
 1.4 パーフルオロアルキルスルホン酸類とパーフルオロカルボン酸類の工業的製法
2.PFOS/PFOAの用途と生産・使用量の推移
 2.1 PFOSの用途
 2.2 PFOSの生産・使用量
 2.3 PFOAの用途
 2.4 PFOAの生産・使用量
3.PFOS/PFOAの環境残留性
 3.1 規制検討の背景となった研究例
 3.2 分析方法の国際標準化の動向

第2章 PFOS/PFOAの規制動向

1.PFOS
 1.1 米国
 1.2 EU
 1.3 ストックホルム条約
 1.4 カナダ
 1.5 日本
 1.6 業界の自主的な取り組み
2.PFOA
 2.1 米国
 2.2 EU
 2.3 カナダ
 2.4 日本
 2.5 業界の自主的な取り組み

第3章 対策技術の開発状況

1.排水からの回収方法
 1.1 古典的な回収方法
 1.2 層状複水酸化物(LDH)による回収
2.分解・無害化方法
 2.1 分解技術の必要性
 2.2 ヘテロポリ酸光触媒を用いた水中パーフルオロカルボン酸類の分解
 2.3 過硫酸イオン(光酸化剤)を用いた水中パーフルオロカルボン酸類の分解
 2.4 鉄イオンの酸化還元反応を利用した水中パーフルオロカルボン酸類の光分解
 2.5 鉄粉と亜臨界水を用いたパーフルオロアルキルスルホン酸類の分解
 2.6 酸化チタン光触媒を用いた空気中フルオロテロマーアルコールの分解
 2.7 その他の方法
3.代替品
 3.1 代替品開発の基本設計
 3.2 代替品の普及状況
 3.3 代替品について注意すべきこと

第4章 PFOS/PFOAの毒性と体内蓄積性

1.PFOS/PFOAの蓄積性および生体内における動態
 1.1 ヒトにおけるPFOS/PFOAの半減期
 1.2 ヒト以外の霊長類におけるPFOAの半減期
 1.3 ラットにおけるPFOAの半減期
 1.4 ラットにおけるPFOAの体内動態
  1.4.1 吸収
  1.4.2 分布
  1.4.3 代謝
  1.4.4 排泄 
   (1) 腎排泄
   (2) 糞便排泄
 1.5 PFOAの体内動態における性差
  1.5.1 PFOAの腎排泄に及ぼす性ホルモンの影響
  1.5.2 PFOAの腎排泄と有機アニオントランスポーターの発現レベルの関連
 1.6 ヒトにおけるPFOS/PFOAの腎排泄に関する研究
2.PFOAのヒトへの健康影響の調査および実験動物への毒性評価
 2.1 PFOA製造企業における従業員の健康リスクについての疫学研究
 2.2 実験動物に対するPFOAの毒性評価 
  2.2.1 急性毒性試験
  2.2.2 亜急性毒性試験
  2.2.3 ラットを用いた慢性毒性試験による発がん性の評価
  2.2.4 げっ歯類およびヒトのPPARα受容体に対するPFOAの作用機序
  2.2.5 マウスを用いた免疫毒性試験
  2.2.6 胎児の発達毒性に関する研究
  2.2.7 ラットを用いた二世代生殖毒性試験
   (1) F0世代
   (2) F1 世代
   (3) F2 世代

第5章 PFOS/PFOAの代替材料技術

第1節 環境対応型フッ素系撥水撥油剤の開発

1.従来の撥水撥油剤技術とPFOA問題
 1.1 撥水撥油性の発現
 1.2 Rf基の製造方法
 1.3 実用的な撥水性とRf鎖長の関係
2.撥水撥油剤の環境対応化技術
 2.1 環境問題に対するソリューション
 2.2 短鎖Rf基を用いた撥水剤ポリマー設計
 2.3 アサヒガードEシリーズの特徴


第2節 PFOAを含まない環境適合型 フッ素系撥水撥油剤「ユニダイン」
       −ダイキン工業の取り組みと代替技術について−

1.ダイキン工業のPFOAに関するこれまでの取り組み
2.PFOAを含まない環境適合型フッ素系撥水撥油剤
3.フッ素系撥水撥油剤の従来技術
4.代替材料の設計指針
5.繊維用撥水撥油剤「ユニダインTM TG-5521」について
 5.1 開発の背景
 5.2 ユニダインTM TG-5521について
 5.3 特徴
 5.4 従来技術との比較
 5.5 ESCAによる表面解析
 5.6 法規登録状況
6.SR剤、カーペット用途向け製品

第6章 PFOS/PFOAの試料前処理および分析法

第1節 環境試料および製品中のPFOS/PFOA分析法技術

1.環境試料と製品中のPFOS/PFOA測定分析法について
 1.1 試料の代表性を確保
 1.2 抽出効率の確認
 1.3 器具等の再利用によるクロスコンタミネーションの防止
 1.4 内部標準物質を利用した定性定量分析
 1.5 高性能LC-MS/MSを用いた高感度分析
2.前処理と分析
 2.1 標準品・試薬と器具
 2.2 試料の調製
 2.3 試料の前処理及び試料液の調製


第2節は著作権の都合上、掲載しておりません