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研究開発テーマ
発掘・選定・進捗管理中止撤退の見極め方

Excavation / the choice / progress management of a research and development theme and making certain cancellation withdrawal

■ 執筆者(敬称略)
太陽テクノサービス(株)
帝人(株)
沖電気工業(株)
カゴメ(株)
(株)ワンダーワークス
日本電気(株)
住友スリーエム(株)
(株)日立製作所
住友化学(株)
コバレントマテリアル(株)
日本合成化学工業(株
コニカミノルタホールディングス(株)
コニカミノルタテクノロジーセンター(株)
幾島  賢治
平坂  雅男
杉尾  俊之
矢嶋  信浩
田村  新吾
西本  裕
佐治  俊
宇佐美 光雄
今井  昭夫
外谷  栄一
小田  通郎
松崎  正年
江崎  敦雄
リンテック(株)
富士ゼロックス(株)
旭化成(株)
TOTO(株)
大塚化学(株)
富士フィルム(株)
キヤノン化成(株)
旭化成(株)
ライオン(株)
(株)カシオ日立モバイルコミュニケーションズ
江部  和義
浅井  政美
府川  伊三郎
佐伯  義光
谷口  正俊
森本  恭史
村井  啓一
吉野  彰
野村  弘毅
末高  弘之
■ 目  次
第1章 研究開発(事業化)テーマの発掘・選択・評価手法ポイントと中止・撤退の見極め 

★時代を半歩先行く「儲かる」タネの見つけ方!ものになる/ならないを見極める「目利き」のセンスをどう磨くか!

第1節 新規研究法の全体像
1. 新規研究法とは

第2節 儲かる研究テーマの見つけ方
1.概要 
2.儲かる研究テーマの探し方
3.儲かる研究テーマとは
 3.1 常識を破ったビール
 3.2 わが国の夢を担うエネルギーシステム
 3.3 意地で続けた青色ダイオード
 3.4 田舎侍の果敢な挑戦
  3.4.1 田舎でも出来る燃料電池の開発
  3.4.2 船舶用の燃料電池の開発
  3.4.3 夢を売るお菓子


第3節 儲ける研究組織
1.概要
2.組織の概要
 2.1 軍隊の組織
 2.2 企業の組織
  2.2.1 日産自動車
  2.2.2 住友財閥の礎の組織
 2.3 スポーツ・文学の組織
 2.4 俳句の集まり
3.研究の組織
 3.1 燃料電池の火付け役
 3.2 理想の儲ける研究組織


第4節 研究の儲けを見極める方法
1.概要 
2.儲けの評価方法
 2.1 損益計算書の策定
  2.1.1 前提条件
  2.1.2 算定方法
 2.2 キャッシュフローの算定
 2.3 経済指標の策定
 2.4 研究に関する儲けの見極め方
3.研究に必要な道具
 3.1 人脈づくり
 3.2 研究者の能力向上
 3.3 著者の能力向上の経験
 3.4 研究費用の調達方法
 3.5 情報の的確な取り方

 

第2章 各社における研究開発テーマの 発掘・選定・評価手法と中止・撤退の判断基準

第1節 研究開発テーマの発掘と評価・選定基準
〜新技術の潮流・世の中の変化・予兆をどう読むのか?〜


★未来を展望した市場動向を認識し、顧客の価値を創造するテーマ設定の仕組みとは!

[1] 帝人における研究開発テーマの発掘と評価方法
1.研究開発組織
2.研究開発テーマの設定
 2.1 既存事業領域および周辺領域での研究開発
 2.2 技術革新からの新事業創出
 2.3 探索・基礎テーマ
 2.4 将来に向けての研究企画
3.研究開発テーマの評価
4.良いテーマを生み出すための組織・風土づくり

★時代とともに変遷してきたOKIの研究開発戦略から、テーマの選定・評価判断基準を学ぶ!

[2] OKIにおける研究開発テーマの発掘・選定と評価判断基準
1.研究開発戦略の変遷
 1.1 「選択成長型」研究開発
 1.2 「価値創造型」研究開発
 1.3 「共鳴共創型」研究開発
2.「選択成長型」研究開発におけるテーマ評価
 2.1 研究開発のリニアモデル
 2.2 研究開発テーマの戦略機能区分
  2.2.1 事業発展
  2.2.2 領域拡大
  2.2.3 変革対応
  2.2.4 事業創生
 2.3 研究開発評価システムの構築
  2.3.1 評価のシステムの構成
  2.3.2 評価指標および評価の重み付け
  2.3.3 RDB戦略シナリオ
 2.4 研究開発評価の結果
3.「価値創造型」研究開発における戦略評価
 3.1 従来の研究開発の課題と評価の目的
 3.2 評価の対象と出力
 3.3 戦略評価のプロセス
4.「共鳴共創型」研究開発へのパラダイムシフト
 4.1 イノベーションのパラダイムシフト
  4.1.1 20世紀型イノベーション
  4.1.2 クローズド・イノベーションの崩壊
 4.2 オープン・イノベーションの時代
  4.2.1 オープン・イノベーション
  4.2.2 オープン・イノベーションの特徴
   (1) Make or Buy
   (2) 無料公開の意義
   (3) イノベーション・コミュニティ
  4.2.3 「共鳴共創型」の研究開発
   (1) 「コミュニティ型」イノベーション
   (2) 「プラットフォーム型」イノベーション
   (3) 「オープン/フリー型」イノベーション

★研究開発/マーケティング融合による『売れる・強い商品』開発のための戦略構築の考え方とは?

[3] カゴメに見るヒット商品創出への研究テーマの発掘・提案と研究風土の育成
1.カゴメの企業理念とブランド価値
 1.1 カゴメの企業理念
 1.2 カゴメブランド価値経営
2.ヒット商品創出への研究テーマの発掘と研究の進め方
 2.1 研究グループの組織づくり
 2.2 異分野のもの同士が融合
 2.3 研究戦略の策定
 2.4 はじめに”腸”あり
 2.5 基礎研究と開発商品
3.組織・意識改革
 3.1 研究開発と営業の距離
4.ラブレ菌登場
 4.1 ラブレ菌によるINF−α誘導能の亢進
 4.2 商品開発閑話
5.エピローグ:社会環境の変化
 5.1 少子高齢化
 5.2 免疫乳酸菌に整腸作用あり

★「ヒット商品は、時代に迎合しない新しい発想から生まれる」
      ソニー創業者、井深大から学ぶアイデアを具体化させる手法とは?

[4] 開発型家電企業における研究開発テーマの発掘と評価・選定基準
      ―「仮の用途」の管理技能を高めよう―
1.研究開発テーマの選定
2.技術の潮流、世の中の変化
3.研究開発テーマの発掘・提案とその決め手
4.研究開発における新規テーマの評価法
5.新規テーマの重要度、優先順位
6.資源配分の効果的分配
7.良いテーマを生み出す組織・風土作り
8.ボトムアップからの研究テーマの発掘・提案

★研ぎ澄まされた見識と客観性の磨き方…
      目先の業績だけにとらわれず、「将来の芽となるテーマ」をいかに見極めるか!

[5] NECにおける研究開発テーマの発掘・選定とその評価
1.NECグループにおける研究開発の位置付け
2.研究開発組織と拠点
 2.1 研究開発組織
 2.2 研究開発拠点
3.研究開発のミッション
4.NECの研究開発環境
5.研究テーマの区分
6.研究テーマの発掘・選定
7.研究テーマの評価

★ボトムアップ型研究開発からイノベーションを多く生み出す秘訣!

[6] 住友スリーエムにおけるボトムアップ研究開発の進め方とテーマの提案
1.3Mの多様な製品群
2. ボトムアップ
 2.1 会社における経営のタイプ
 2.2 3M型ボトムアップ
3.イノベーションの定義
 3.1 イノベーションの解釈
 3.2 生み出す風土
 3.3 課題
4.研究開発に関わる情報
 4.1 情報の流れ
 4.2 情報の有効活用
5.イノベーションを支えている仕組み
 5.1 テクフォーラム
 5.2 支援体制
 5.3 文化
6.イノベーションとテーマについて
 6.1 テーマの種類
  6.1.1 既存製品の改良
  6.1.2 既存品の置き換え
  6.1.3 既存市場への新製品
  6.1.4 既存市場の周辺市場開拓
  6.1.5 既存製品をベースに新規市場開拓
  6.1.6 新規市場への新製品
  6.1.7 テーマの種類とアプローチ
 6.2 市場と製品の関係
  6.2.1 新規市場への参入
  6.2.2 シェアの拡大
  6.2.3 発展途上国等における新ソリューションの提供
  6.2.4 既存ビジネスの維持
7.ボトムアップ型研究開発における問題点
 7.1 バランス
 7.2 リーダーシップ

★漠然とした用途を狙うより、明解なターゲットが大事!
      「ミューチップ」を生み出したその千里眼からテーマの見つけ方を学ぶ!


[7] 「ミューチップ」開発の成功に学ぶ研究開発テーマの発掘と選定
1.世界最小ICチップへのチャレンジ
 1.1 ICチップの縮小化を強力に主張
 1.2 結果として出てきた世界最小サイズ
 1.3 チップサイズ縮小はICチップの歴史に逆行する大冒険
 1.4 そもそもの発案のきっかけはICチップを紙に入れたかったから
 1.5 超小型化にともなう機能低下はインターネットで救済する考え方


第2節 研究開発テーマの進捗管理とテーママネージメント
〜研究成果の早期事業化を実現する進捗管理とは?〜


★研究者と経営者の狭間で開発プロジェクトを成功へと導かせる、マネージャーの役割とは?

[ 1] 開発テーマの改廃仕組みと研究開発マネージメント
1.企業の研究開発組織の変遷
 1.1 日本企業の研究開発組織
 1.2 創造的基盤技術開発期の研究開発組織
2.研究開発テーマの改廃の仕組み
 2.1 研究開発テーマの選定
 2.2 研究開発テーマの改廃
3.研究開発マネージャーの役割
 3.1 研究者と研究開発マネージャー
 3.2 研究開発マネージャーの役割

★良いテーマを見出し、効率的に推進、そして早期事業化に繋げる!
      定量化が極めて難しい新商品開発の進捗度合いの可視化手法とは?


[2] コバレントマテリアルにおける研究開発テーマの進捗管理
1.当社ビジネスの特徴
2.新商品の創出と事業育成
3.新商品開拓“顧客との出会い”
4.研究開発テーマの評価
5.プロジェクト化判断

★「オンリーワン」を生み出すために!新たな「タネ」の探し方、見極め方、運営・管理とは?

[3] 日本合成化学における研究開発テーマの発掘と運営・管理
1.研究開発戦略
2.研究開発組織・体制
3.研究テーマ
 3.1 技術ロードマップ
 3.2 研究テーマの創生
 3.3 開発テーマ不成功;陥りやすい点、注意点
 3.4 問題解決へのヒント
4.研究マネジメント〜モチベーションUp〜
 4.1 モチベーションの根源と会社としての制度
 4.2 研究とモチベーション〜OJT 実践例〜
 4.3 研究者心得〜持論〜

★「必要か」「やれるか」「売れるか」「儲かるか」
      フェーズゲートによる進捗評価管理を、いかに独自のものにし活用するか?


[4] コニカミノルタにおける研究開発テーマの進捗評価管理
1.コニカミノルタグループ
 1.1 中期経営計画
 1.2 技術経営度
 1.3 グループ技術戦略
2.コニカミノルタテクノロジーセンター鰍ノおける研究進捗評価管理
 2.1 グループ研究開発体制と開発テーマ受託関係
 2.2 開発テーマの提案と決定、進捗管理と評価
3.開発テーマの進捗評価管理の実際
 3.1 フェーズゲートによる進捗管理
 3.2 テーマ価値評価・分析
 3.3 テーマ現状把握の実際
 3.4 リスクリターン評価の実際
4.まとめ
 4.1 テーマ決定・進捗管理・テーマ評価サイクル
 4.2 事業性価値・リスク分析
 4.3 今後の課題



第3節 研究開発テーマの評価手法と中止・撤退の判断基準・見極め方
〜リスクを負ってでも進める研究、一刻も早く撤退すべき研究の判断基準〜



★どの段階、どのタイミングで「撤退」という思い切った判断をすべきなのか?


[1] リンテックにおける研究開発テーマの運用について
1.技術基盤と主要製品
 1.1 固有技術
 1.2 粘接着製品の変遷
 1.3 技術統括本部 
2.テーマ設定と運用例
 2.1 テーマ発掘・選別と管理
 2.2 主要テーマ選定時の判断基準
 2.3 プロジェクトの立ち上げと運用
 2.4 開発プロセスフロー
3.製品開発の成功例と中断例
 3.1 BD用素材の成功例と中断例
 3.2 成功事例としての半導体高密度実装用粘接着材料
  3.2.1 半導体製造工程に関わる粘接着材料
  3.2.2 新規ダイボンディングテープ(Adwill LEテープ)
4.「たのもしろい」が街中に

★目利き・勘だけに頼った研究開発では生き残れない!
      ポートフォリオによるテーマの最適な資源配分、中止・撤退の判断とは?

[2] 技術ポートフォリオを基にした研究開発テーマの位置付けと中止/撤退判断
1.ポートフォリオ・マネジメント
2.技術ポートフォリオ
3.技術ポートフォリオの目的
4.技術ポートフォリオ分析の視点
5.技術体系を基にした技術ポートフォリオ分析
 5.1 技術ポートフォリオ分析手法
 5.2 技術体系の基本フレーム
  5.2.1 市場ニーズ動向・把握技術
  5.2.2 商品・サービス
  5.2.3 システム機器実現技術
  5.2.4 システム機器実現技術例
  5.2.5 小分類例
  5.2.6 技術重要度の定義
  5.2.7 商品の技術構成と技術評価例
6.技術ポートフォリオ分析
 6.1 技術の戦略及び水準での分類
  6.1.1 技術戦略的分類
  6.1.2 技術水準
 6.2 技術戦略的分類及び技術水準での分析結果
  6.2.1 技術戦略的分類での分析結果
  6.2.2 技術水準での分析結果
  6.2.3 技術戦略的分類及び技術水準での分析結果
 6.3 技術要素での分類
 6.4 技術要素での分析
  6.4.1 技術要素での分析 その1 
  6.4.2 技術要素での分析 その2
7.技術テーマ別ポートフォリオ
 7.1 技術テーマの分析
 7.2 技術テーマの中止と撤退の判断

[3]は著作権の都合上、掲載しておりません

★テーマの重要度を「どう数値化」し「どう評価」すべきか!勝負どころで導き出した「的確な判断」とは!

[4] 太陽テクノサービスにおける研究テーマの評価・方向付けと中止・撤退の判断
1.当社の研究の基本方針
2.研究開発体制
3.研究開発費について
4.石油業界および当社の研究風土
5.当社の研究マネジメントのツール
5.研究テーマの策定方法
6.研究テーマの進捗管理および事業化の見極め
 6.1 石油製品からの水銀除去装置の開発
 6.2 燃料電池用の脱硫剤の開発

★中止が予想される時ほど研究開発にとって重要な時!
      「花を咲かせるテーマ、咲かせないテーマ」の分岐点はここにある!


[5] 研究開発テーマの中止、撤退判断の仕組みと研究者の説得
      ――旭化成の経験から
1. テーマの成功と失敗
 1.1 成功確率
 1.2 テーマをやめるとき、保留にするときのケア
2.テーマ中止の具体論
 2.1 研究開発の中止が予想される時ほど研究開発にとって重要な時。
 2.2 研究開発の中止
 2.3 研究開発の中止・中断・撤退の対応
 2.4 研究開発の中止・中断・撤退における担当者への説得と新たな意欲の与え方
3.研究開発の難しさ ――不確定要因とその管理
4.テーマ評価の視点と管理
 4.1 テーマの性格の把握
 4.2 テーマ評価のポイントと管理
 4.3 特許戦略
 4.4 研究開発テーマの経済価値評価
 4.5 テーマのポートポリオ管理
5.製品開発を成功させるための教訓

★テーマの続行、撤退に対する「明確なルール」の設定と、研究者がじっくり研究できる評価システムの構築法!

[6] TOTOにおける研究テーマの評価・方向付けと中止・撤退の判断
1.TOTOの歴史は新たな生活価値提案の歴史
2.プロダクトイノベーションへのシフトを
3.MOTの第1ポイントはテーマの創出
4.テーマ選定のため数値化は不可欠
5.テーマの進捗管理にも数値を活用
6.研究者の意欲・活性度向上に十分な配慮


第4節 中止・撤退後の担当者のフォロー、モチベーションの維持・管理・処遇
〜継続、中止を判断する際、現場サイドとの判断に対する「乖離やジレンマ」をどう克服するか?〜



★失敗テーマに対して負の評価を行ってはならない!次のテーマに挑戦する意欲を出させる評価、処遇とは?

[1] 中止/撤退における研究者の評価・処遇とモチベーションアップのコツ
1.産業界を取巻く大きな環境の変化
2.研究課題選定評価から進捗過程での評価、中止・続行の決断に利用される評価方法
 2.1 研究課題選定の重要性
 2.2 企画書の重要性
 2.3 研究課題評価、判断の為の、研究進行段階での評価方法
 2.4 最もよく利用されている代表的な評価方法「ニュースコア法」「ステージゲート法」について
  2.4.1 ニュースコア法
  2.4.2 ステージゲート法
3.研究者のモチベーションアップの為の方策
 3.1 モチベーションの意味、定義
 3.2 基本的なモチベーション
 3.3 研究開発の途中での中止・撤退の時の研究開発者の評価・処遇
4.研究者の満足感と研究活動への原動力(中止・中断でも失われないモチベーション)

★「目利きのリーダー」に学ぶ、リーダーに求められる心がけと実践法はこう行う!

[2] 富士フイルムグラフィック商品の商品化推進態勢

★いかにして担当者の失望落胆を最小限にとめ、新たな意欲を持って次なる目標へと立ち向かわせるか!

[3] 中止・撤退後の担当者のフォロー、モチベーションの維持・管理
1.開発フェーズ(事業化)に至ってからの中止・撤退は行わない基本的なコミットメント
 1.1 企業ビジョンを明確にして、研究開発との方向性、整合性をとる
 1.2 勝てるテーマを創出するマネージメントへの変革
2.研究フェーズでのテーマの柔軟な修正、選択、中止に備えたマネージメント
 1.1 自発的、自律的な研究テーマ設定と自律的な研究開発風土の醸成
 1.2 テーマ評価項目の担当者主体の設定とチェック体制
 1.3 複数テーマ制
3.中止、撤退時とフォローのマネージメント
 3.1 中止、撤退の判断と決定のプロセスが重要
 3.2 失敗を活かすマネージメント
 3.3 新規テーマへの自律的な移行とスポンサーシップ


第3章 研究開発テーマ推進における失敗・困難の乗り越え方と成功への条件
〜なんとしてもやり抜き、実績を残す、テーマの進め方と事業化までの導き方〜


★3度の荒波を乗り越えた「的確な方向修正」とは?仕事の「壁」はこうして破れ!


第1節 壁にぶつかった時、どう乗り切るか〜リチウムイオン電池での実例〜
1.研究開発の3つのステージ
 1.1 リチウムイオン電池における「悪魔の川(The Devil River)」
 1.2 リチウムイオン電池における「死の谷(The Death Valley)」
 1.3 リチウムイオン電池における「ダーウィンの海(The Daewinian Sea)」

★がむしゃらにその壁を乗り越えようとするだけでなく、
      場合によっては大胆な方向転換も必要! 新たな方向性を見出す鍵とは?


第2節 日用雑貨品の開発研究を通じた失敗・困難の乗り越え方
1.しわ取りスプレー剤の事例
 1.1 衣類に発生するしわの種類
 1.2 課題は「縫い目じわ」
 1.3 相反する機能の実現
 1.4 本検討で得た教訓
2.液体酸素系漂白剤の事例
 2.1 課題の抽出
 2.2 安定化の検討
 2.3 本検討で得た教訓
3.花粉対策スプレーの事例
 3.1 当初の考え
 3.2 第二の考え
 3.3 180度の方向転換
 3.3 本検討で得た教訓

★失敗からどう「周りを納得させ」テーマの続行、成功へと導いたのか?

第3節 デジカメ開発に学ぶ失敗・困難の乗り越え方と成功への条件
1.デジタルカメラとフィルムカメラ
2.デジカメ黎明期
3.電子スチルカメラ事業の失敗
4.夢を捨てずに追い続ける
5.逆転の発想
6.商品化への再挑戦
7.技術戦略とマネジメント

第4節は著作権の都合上、掲載しておりません

★リスクを恐れてはイノベーションは生まれない!ピンチをチャンスに変えた仕事術とは?

第5節 「ミューチップ」の開発に学ぶ失敗・困難の乗り越え方と成功への条件
1.世界最先端を狙う気構えとグループワークの重要性
 1.1 ひとつのデバイスではなく全体システムで物事もみる
 1.2 チップサイズが世界最先端ではなく考え方が世界最先端でありたい
 1.3 電子線直接描画は半導体開発経験がフルに生かされている
 1.4 ただし何が何でも世界先端である必要もない
 1.5 一人の力はばかにしていけないが一人ではできないことが多い
 1.6 技術要素にうまく分解して統合化するかはマネジメントの冴えに依存している
 1.7 最初から意識した成功後のプレゼン計画
 1.8 期待をもたらす事前アクションは大いにすべき
 1.9 リスクはシステマティックな発想で乗り越えられる
 1.10 そして記念すべき動作成功とはかり知れないインパクト