第1節 人工関節
[1] 人工関節置換術における磨耗、破損、腐食
1.磨耗
2.破損
3.腐食
[2] 膝における人工関節の使用トラブルとその解決
1.金属アレルギーとは
2.金属アレルギーを回避することが期待される材質
[3] 安全性の高い人工関節の開発
1.人工関節置換術の背景
2.安全性の高い人工関節開発
3.手術支援、術後評価
第2節 骨補填材・接合剤
[1] 生体親和性表面を有するポリオレフィンの調製
1.ポリオレフィンの表面修飾とその課題点
2.超臨界二酸化炭素を用いたポリオレフィン複合体の調製と表面親水化
3.生体親和性表面を有するポリオレフィン複合体の調製
[2] アナフィラキシーショック発生の背景・原因
1.アナフィラキシーショックとは
2.骨補填材・接合材の変遷
3.骨補填材・骨接合材とアナフィラキシーとの関係
[3] 今後求められる骨接合材料
1.抗菌インプラントの発展
2.理想的な抗菌ヨードコーティング
第3節 生体接着剤
[1] 心臓外科における生体接着剤使用時の発生トラブル
1.接着剤による塞栓症
2.接着剤の不適正投与によると思われる遠隔期の組織壊死・仮性瘤発生
3.接着剤による感染症
[2] 形成外科における生体接着剤使用時のトラブル
1.ダーマボンドの使用法と特徴
2.有害事象について
第4節 体内固定用ネジ・ボルトなど
[1]創外固定用ピンの挿入感染
1.起因菌
2.バイオフィルム
3.抗菌性生体材料の開発
[2] ワイヤ、ケーブルの断裂などのトラブル
1.破損原因
2.破損等の解決に有用となる材料開発の指針
3.ワイヤの疲労試験
[3] 挿入路感染を防止する創外固定用ピンの開発
1.AP-FGFチタンピンの作製方法
2.AP-FGFチタンピンの性状評価
3.動物実験
[4] 自家骨を用いた骨製スクリュー加工用装置の開発と臨床応用
1.精密骨加工用装置の開発
2.臨床応用
3.考察
第5節 足場材料
[1] は著作権の都合上、掲載しておりません
[2] 足場材料に求められる力学強度
1.骨組織に求められる力学強度
2.関節に求められる力学強度
3.脊柱に求められる力学強度
4.筋肉・腱に求められる力学強度
[3] 多孔質足場材料に求められる気孔率と空孔サイズ
1. 気孔率の定義
2. 気孔率および空孔サイズの測定法
3. 足場材料の気孔率、空孔サイズの制御方法
4. 気孔率の足場材料の力学強度への影響
5. 生体吸収性への影響
6. 細胞機能への影響
7. 組織再生への影響
[4] は著作権の都合上、掲載しておりません
[5] 埋め込み医療機器・材料の体内不具合・トラブルを解決する新規材料開発
1.軟骨再生医療
2.顎顔面領域における再生軟骨医療の必要性
3.インプラント型再生軟骨における足場材料の開発
4.インプラント型再生軟骨の足場材料に関する安全性について
[6] 脳神経外科で起こるトラブルと求められる足場材料
1. 頭蓋骨・頭蓋形成の必要性
2. 人工頭蓋骨
3. 硬化型骨補填材料
4. 頭蓋固定具
5.次世代の頭蓋 -頭蓋再生とハイブリッド型人工骨-
[7] 眼科領域で起こるトラブルと求められる足場材料
1.角膜上皮幹細胞と角膜上皮幹細胞疲弊症
2.培養角膜上皮シート移植
3.培養口腔粘膜上皮シート移植
4.求められる足場材料
[8] 消化器領域でおこるトラブルと求められる足場材料
1.臓器再生の手法
2.消化管再生の足場として使用されてきた材料
3.足場材料のトラブル
4.トラブルを解決するための工夫
5.求められる足場材料
[9] 心臓血管外科で起こるトラブルと求められる足場材料
1.心臓血管外科領域での足場材料の応用
〜胸骨早期再生に対するゼラチンハイドロゲルを用いたbFGF徐放の応用〜
2.bFGF徐放効果によるライン感染予防
3.人工血管感染に対する抗生剤徐放効果
[10] 安全性の高い足場材料の開発
1.足場材料に対する安全性
2.脱細胞マトリックス足場材料
3.培養細胞由来のマトリックス足場材料
4.培養細胞由来のマトリックス足場材料の組成
5.自家マトリックス足場材料の生体適合性
6.培養細胞由来のマトリックス足場材料の組織再生への応用
[11] 心臓再生医療製品の開発とその足場材料の要件
1.多能性幹細胞の未分化維持・増殖における足場材料の開発状況と展望
2.心筋細胞の調製における足場材料の開発状況と展望
3.Cell Delivery System (CDS)としての足場材料の開発状況と展望
[12] 整形外科で起こるトラブルと求められる足場材料
1.骨に対する足場材料
2.軟骨に対する足場材料
3.軟骨足場材料の新たな挑戦
第6節 人工血管
[1] 臨床における人工血管の感染リスクおよびその経路
1.頻度と分類
2.感染経路と病原体
3.治療
[2] 人工血管 −リスクマネジメントのための性能評価−
1.人工血管の適用と概要
2.人工血管の使用数と安全性
3.リスク評価の方向
4.臨床応用による長期予測を可能とするシミュレータ評価
5.人工血管評価の展開
[3] 高い抗血栓性を持つ材料の開発
1.細胞膜模倣材料
2.ベタイン(双性イオン)型高分子材料
3.両性高分子材料
第7節 人工弁
[1] 臨床における人工弁の血液の漏れ(溶血)発生
1.生体弁
2.機械弁
3.どんな逆流が溶血を生じるか
[2] は著作権の都合上、掲載しておりません
[3] 臨床における人工弁の感染リスクおよびその経路
1.感染性心内膜炎のハイリスク群
2.人工弁感染性心内膜炎(PVE:Prosthetic Valve Endocarditis)
3.感染経路
[4] は著作権の都合上、掲載しておりません
[5] 機械弁・生体弁の臨床での選択基準事例
1.機械弁選択の利点と欠点
2.生体弁選択の利点と欠点
3.ガイドラインに準じた人工弁選択
4.人工弁選択におけるサイジング
5.心機能低下症例に関して
[6] 機械弁・生体弁の臨床での選択基準
1.「生体内組織形成術」による再生医療1,2)
2.心臓弁様組織体(バイオバルブ)の開発3)
3.経カテーテル的心臓弁移植への応用4)
[7] 安全性の高い人工弁材料の開発
1.代用硬膜
2.人工硬膜の感染
3.人工硬膜が感染した場合の治療法
第8節 人工硬膜
[1] 臨床における感染症の発生リスクとその経路@
1.代用硬膜
2.人工硬膜の感染
3.人工硬膜が感染した場合の治療法
[2] 臨床における感染症の発生リスクとその経路A
1.クロイツフェルト・ヤコブ病
2.ハイリスク手技に用いた手術器具を介するCJD二次感染予防について。
[3] 髄液漏れの発生の背景と原因
1.頭蓋骨の解剖と髄液漏
2.髄液漏の種類
3.先天的髄液漏
4.外傷性髄液漏
5.手術合併症による髄液漏
6.経蝶形骨下垂体手術
7.聴神経腫瘍摘出術
8.頭蓋底手術後の髄液漏
[4] は著作権の都合上、掲載しておりません
[5] 安全性の高い人工硬膜材料の開発
1.イオンビーム照射法
2.イオンビーム照射したePTFEのフィブリン糊生体外接着性
3.臨床応用
[6] 人工硬膜材料の開発事例
1.多分岐糖ポリマー
2.多分岐糖ゲル
3.人工硬膜の試作と性能評価
第9節 外科医から求められる組織補強材・人工繊維布
1.メッシュのトラブル
2.新たなメッシュに求められるもの
第10節 止血材
[1] 臨床における感染症の発生リスク
1.止血機構
2.感染症の発生リスク
3.各種製剤(製材)の特徴
4.術後の局所感染
[2] 求められる止血効果と組織接着性
1.臨床で使用されている局所止血材、組織接着剤
2.各種局所止血材及び組織接着剤とその問題点
3.局所止血材及び組織接着剤の特殊な使用法と合併症対策
4.求められる理想的な止血効果と組織接着性
[3] 臨床医が感じる「貼りやすさ・使いやすさ」の問題点
1.主要な局所止血材の種類と特徴
2.腹腔鏡下手術における局所止血材の使用法
[4] は著作権の都合上、掲載しておりません
[5] 心臓外科における止血材使用時の発生トラブル
1.胸骨断面に対する止血材
2.縫合部に対する止血材
3.縫合部に対する予防的な止血材
4.大動脈解離手術における止血材
5.機械的止血デバイス
6.縫合糸
[6] 消化器外科における止血材使用時の発生トラブル
1.止血材の使用方法、適応
2.止血材使用時の問題点、注意点
3.消化器外科領域で主に使用する止血材(局所止血材および組織接着剤)
4.止血材使用時のトラブル
第11節 癒着防止材
[1] 内視鏡手術における癒着防止材使用時の発生トラブル
[2] 上部部消化管手術における癒着防止材使用時の発生トラブル
1.癒着の機序と関連する病態
2.癒着防止法
3.癒着防止剤による有害事象とその対策
[3] 下部消化管手術における癒着防止材使用時の発生トラブル
1.セプラフィルムの特性
2.適正に使用するためのピットフォール
3.トラブル発生時の対処法
4.セプラフィルムの使用成績
[4] 血管外科における癒着防止材使用時の発生トラブル
1.医療経済的側面から
2.現在、保険適用され使用されている癒着防止材
3.実際のニーズ、使われ方は?
4.開発にあたって持つべき視点
[5] 経腟メッシュ手術における合併症リスクと日米の保険適応動向」
1.骨盤臓器脱に対する治療法
2.メッシュを用いた骨盤底の修復
3.TVM手術に伴う合併症
4.メッシュ手術を取り巻く近年の動向
[6] は著作権の都合上、掲載しておりません
第12節 縫合糸
[1] 臨床における縫合不全の発生とその原因
1.縫合不全の頻度および概要
2.患者側要因
3.手術的要因
4.術前処置の成否
5.縫合糸や器材の進歩
6.今後の展望
[2] 縫合糸によるケロイド形成のメカニズム
1.ケロイド・肥厚性瘢痕形成のメカニズム
2. 縫合糸、縫合法とケロイド・肥厚性瘢痕の発生
[3] 心臓における縫合糸使用時の発生トラブル
1.絹糸
2.ポリエステル糸(エチボンド、ネスプーレン、タイクロン)
3.PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)糸(Goretex糸)
4.合成吸収糸(バイクリル、PDS等)
[4] 脳神経外科における縫合糸使用時の発生トラブル
・脳神経外科領域の縫合糸と発生トラブル
[5] 腹腔鏡下に行なう糸のたるみ・糸抜けを防ぐ
縫合糸の結合および連続縫合終末の結節
1.縫合糸同士の結合(糸つなぎ)
2.連続縫合最終部の結紮法
第13節 体内固定用組織ステープル
[1] 手術での創離解の発生原因
1.急性創傷と慢性創傷
2.正常な創傷治癒過程
3.創傷治癒形態による分類
4.創傷離解の発生要因
5.創縫合閉鎖における創離解の発生原因
[2] ヘルニア修復で発生する不具合・有害事象
1.腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術・腹壁瘢痕ヘルニア修復術に用いられる固定具
2.腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術における固定具の合併症
3.腹腔鏡下腹壁瘢痕ヘルニア修復術におけるステープルの合併症
4.その他の体内組織固定用ステープル
5.良い体内組織固定用固定具の条件
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