1節 超音波を用いた空気輸送の動力低減
1.プラグ輸送
2.超音波振動による放射圧
3.プラグ輸送の流動様式および圧力損失
4.プラグ輸送における超音波による圧力損失低減
4.1 各輸送条件における効果
4.2 壁面圧による超音波効果の相違
2節 空気輸送の省エネ設計と配管内閉塞対策
1.高濃度(低速)と低濃度(高速)空気輸送の比較概要
2.低濃度空気輸送の省エネ設計方法
2.1 混合比に着目した消費電力の考察
2.2 長距離輸送の多段化
3.省エネ制御の考え方
3.1 省エネ上の適正風量
3.2 省エネ制御の対象
3.3 省エネ適性風量の自動制御アルゴリズム
4.省エネ制御装置の配管内閉塞回避の考え方
5.省エネ事例
3節 高低差のある粉体搬送のトラブル対策
1.ハンドリング方式の比較
1.1 機械式搬送装置と 空気輸送式搬送装置の違い
1.2 空気輸送方式の比較(吸引式、圧送式)
1.3 吸引式空気輸送の比較(間欠式、連続式)
2.高低差のある粉体搬送
2.1 高低差のある粉体搬送の必要性
2.2 従来の間欠式空気輸送装置の問題点
2.3 装置開発
2.4 採用のメリット
4節 粉体機機のフッ素加工による粉体付着抑制
1.粉体機器でのフッ素樹脂コーティング
1.1 一般的なフッ素樹脂の種類とコーティングの特徴
1.2 フッ素樹脂コーティングの皮膜構成と施工方法
1.3 耐食ライニング
1.4 高純度用途のライニング
1.5 帯電防止コーティング
2.粉体機器でのフッ素樹脂コーティングの利用
2.1 貯蔵・供給
2.2 輸送等
2.3 混合・攪拌
2.4 分離
2.5 濾過・乾燥
2.6 成形・造粒
5節 粉粒体輸送の安定化、吐出量制御
1.粉粒体輸送の安定化と吐出量制御はなぜ必要か
1.1 粉粒体輸送の安定化に必要な吐出量制御
1.2 粉粒体輸送の吐出量制御
2.粉粒体の高圧空気輸送装置の吐出量制御
2.1 高圧空気輸送装置が吐出量制御を必要とする理由
2.2 機械式供給機による制御方式
2.3 固気二層流による制御方式
3.固気二層流における吐出量制御の方法
3.1 固気二層流吐出量制御の考え方
3.2 固気二層流吐出量制御の方法
4.粉粒体の空気輸送装置の吐出量制御の適用例
4.1 粉粒体高圧空気輸送装置
4.2 インジェクション装置
4.3 マルチ型インジェクション装置
5.粉粒体の空気輸送装置の吐出量制御技術の展開
6節 ナノ粒子の精密定量供給技術
1.振動剪断流動式精密定量供給装置
2.基本性能
3.粒子の排出挙動の微視的観察
4.排出流量に及ぼす各因子の影響
5.ナノ粒子の乾式定量供給
7節 粉粒体供給におけるブリッジ対策
1.粉粒体供給機
1.1 供給機に要求される条件
1.2 ブリッジ防止機構
2.ブリッジング
2.1 ブリッジを起こす要因
2.2 供給機おけるブリッジ防止機構
8節 粉体供給時のフラッシング対策
1.供給装置の種類と構造
1.1 ステップディスクTYPE
1.2 ローター付ステップディスクTYPE
1.3 インペラーおよびローター付インペラーTYPE
2.噴流性あるいはフラッシング性の高い粉体に対する供給機の選定
3.粉体供給時のフラッシング対策
4.粉体供給時のフラッシング対策 事例の紹介
4.1 減量平衡型粉体定重量供給装置における事例
4.2 環状天秤型粉体定重量供給装置における事例
9節 ホッパー内の詰まり、流出不良対策
1.ホッパー内の流出不良現象と各種対策
1.1 流出不良現象の大別
1.2 対策方法の概要
1.3 各種対策機器(ブリッジブレーカー)について
2.弾性ディスク式エアーレーター
2.1 構造と原理
2.2 特徴
2.3 取り付け位置と運転方法
10節 粉体ハンドリングにおける閉塞と偏析の対策
1.閉塞のトラブル対策
1.1 粉体の付着性と閉塞
1.2 ハンドリングにおける閉塞のトラブルと対策
-貯槽等の形状・仕様
-壁部の粉体層破壊
-内部の粉体層破壊
-粉体物性の管理
-貯槽等の操作
2.偏析のトラブルと対策
2.1 偏析の発生と影響
2.2 粉体ハンドリングの各所における偏析現象
-貯槽への供給
-貯槽からの排出
-輸送・供給機
-シュートおよび滞留部
-各種の粉粒体処理機器内
2.3 偏析防止対策の手順
-原因の探索
-偏析する粒子物性の変更
-運転条件の変更
-装置やプロセスの変更
11節 工業装置内に見られる粉体の乱流輸送メカニズム
1.粉体運動の支配方程式
1.1 単一粒子の運動方程式
1.2 非球形粒子の運動
2.種々の工業装置における粒子の乱流輸送
2.1 管内流
2.2 噴流
2.3 旋回流
12節 結晶セルロースの添加による異種粉体混合時の分離・偏析対策と打錠性の改善
1.結晶セルロースの製造方法
2.高成形性グレードの特長
3.MCCの成形性発現因子
2.1 MCCの粒子形状
2.2 L/D と錠剤引張強度 (T) の関係
2.3 再配列への影響
2.4 再配列時の圧縮モデル図
3.用途
3.1 顆粒含有錠への応用
3.2 顆粒含有錠への応用
3.3 キャッピング防止効果
4.オープンフィードによる直打が可能なグレードの特長
4.1 MCCの成形性と流動性
4.2 圧縮成形性
5.応用例
5.1 低成形性薬物の直打
5.2 微量主薬の直打
13節 ふるい分けスクリーンの選定とトラブル対策
1.スクリーンの幾何学的特性
1.1 線径、メッシュ、目開き
1.2 開孔率
2.工業規格
3.スクリーンの種類と特徴
3.1 織金網
3.2 プレクリンプ金網
3.3 打抜金網
3.4 電成ふるい
4.スクリーンの選定
4.1 材質の選定
4.2 タイプの選定
4.3 開孔率の選定
5.トラブル対策
5.1 スクリーンの破損
5.2 目詰まり
5.3 ふるいの分離点に関する誤解
5.4 ふるいの目開き精度の影響
5.5 原料粉体の粒子径分布の影響
14節 遠心分離による固液分離とそのスケールアップ
1.遠心ろ過機の比較
2.遠心ろ過操作(竪型)に関するトラブル
3.遠心分離機の運転技術
4.給液・洗浄操作のスケールアップ
4.1 スケールアップの考え方
4.2 給液・洗浄時間の推定
4.3 平均ろ過比抵抗、圧縮指数
4.4 平均ろ過比抵抗測定
5.脱液操作のスケールアップ
5.1 平衡含液率と平均遠心効果、遠心脱液みかけ圧力
5.2 卓上遠心機による脱液実験方法
5.3 ケーキの圧縮性と平衡含液率
5.4 卓上遠心機と実機遠心分離機の平衡含液率比較
15節 ナノ・微粒子の分級技術とトラブル対策
1.分級技術
1.1 性能表示法
1.2 分級に影響を及ぼす因子
2.ナノ分級
2.1 減圧場での遠心分級
2.2 慣性分級
2.3 静電分級
3.分級トラブルとその対策
3.1 付着対策
3.2 摩耗対策
3.3 酸化および粉塵爆発対策
16節 粉体ハンドリングでの異物混入事例とその対策
1.粉の性状に起因する異物混入例
2.プロセス設置環境に由来する異物混入例
3.設備機器に由来する異物混入例
3.1 食品製造プロセス(特に粉体原料)中の異物対策手法
3.2 異物対策装置を選定する際のポイント
3.3 トレーサビリティ
3.4 密閉ハンドリング(パイプレスシステム)の採用
17節 粉体/粒体からの異物除去技術
1.粉体/粒体からの異物除去における課題
2.粉体/粒体からの異物除去に有効な工夫
2.1 分散技術
2.2 凝集技術
2.3 吸着除去技術
3.ケーススタディ
3.1 分散・凝集・吸着除去技術の組み合わせ装置による異物除去試験
3.2 吸着除去技術
4.異物検知分析技術や異物発生防止技術との組み合わせの重要性
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