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No.1779

-光学樹脂、フィルム、コーティング材、ガラス、セラミックスを事例とした-

(高・低)屈折率材料の作製と屈折率制御技術
〜光学特性(屈折率・透明性・複屈折)の高度化と屈折率調整〜

 

■ 執筆者(敬称略)

 

住友大阪セメント(株) 佐藤洋一 後藤技術事務所 後藤幸平
三井化学(株) 前川真太朗 (株)精工技研 平尾朋三
三井化学(株) ムルティ・クリストフ 新日鐵住金化学(株) 林健太郎
山形大学 川口正剛 新日鐵住金化学(株) 中川孝行
山形大学 榎本航之 新日鐵住金化学(株) 中原和彦
倉敷ファッションセンター 光石一太 新日鐵住金化学(株) 片山久史
首都大学東京大学院 武井孝 新日鐵住金化学(株) 石山貴也
日本大学 澤口孝志 東レ・ダウコーニング(株) 伊藤真樹
東亞合成(株) 佐内康之 東レ・ダウコーニング(株) Jung-Hye Chae
日本大学 伊掛浩輝 関西大学 工藤宏人
元・日本大学 栗田公夫 福井大学 橋本保
堺化学工業(株) 森田考則 北見工業大学 浪越毅
宇都宮大学 松本太輝 東京工業大学 高田十志和
マツモトファインケミカル(株) 橋本隆治 東京工業大学 中薗和子
東京大学 長谷川哲也 東京工業大学 奥田一志
東京大学 中尾祥一郎 神奈川大学 亀山敦
東北大学 今野幹男 東京電機大学 宮坂誠
日産化学工業(株) 西村直也 神奈川大学 石田良仁
(独)産業技術総合研究所 伊豆典哉 (独)産業技術総合研究所 堀泰明
(独)産業技術総合研究所 伊藤敏雄 武田コロイドテクノ・コンサルティング(株) 武田真一
(独)産業技術総合研究所 申ウソク 大阪ガスケミカル(株) 長嶋太一
北興化学工業(株) 吉田邦俊 大阪ガスケミカル(株) 宮内信輔
北興化学工業(株) 御立千秋 大阪ガスケミカル(株) 奥谷巌根
日揮触媒化成(株) 村口良 東京農工大学 斎藤拓
鹿児島大学 金子芳郎 東京工業大学 扇澤敏明
(株)KRI 福井俊巳 東京工業大学 久保山敬一
(地独)大阪市立工業研究所 松川公洋 日本電気硝子(株) 柳瀬智基
ナガセケムテックス(株) 西田裕文 東京大学 増野敦信
(独)物質・材料研究機構 瀬川浩代 京セラオプテック(株) 武井正一
荒川化学工業(株) 福田猛 (株)タムロン 安藤稔
アトミクス(株) 佐熊範和 (独)物質・材料研究機構 岩長祐伸
(独)産業技術総合研究所 赤井智子 (株)日立製作所 宮内昭浩
近畿大学 岩崎光伸 三菱レイヨン(株) 入江菊枝
熊本大学 伊原博隆 信州大学 大越豊
熊本大学 神徳啓邦 旭硝子(株) 尾山卓司
防衛大学校 島宏美 デクセリアルズ(株) 近藤洋文
千歳科学技術大学 谷尾宣久 千歳科学技術大学 谷尾宜久
ケミカル(株) 桐原修 (株)KRI 丹羽淳
広島大学 荻崇 東京理科大学 大島広行
広島大学 奥山喜久夫 (株)アタゴ 関口君則
NTTアドバンステクノロジ(株) 都丸暁 (株)東京インスツルメンツ 島田竜太郎

■ 目  次

◇第1章 ナノ粒子の均一分散技術と表面処理◇ 


第1節 高屈折率材料の開発に向けたナノ微粒子の分散・凝集メカニズムと分散安定化
1. 分子間のvan der Waals相互作用に由来する微粒子間のvan der Waals相互作用
 1.1 分子間のvan der Waals相互作用
 1.2 微粒子間のvan der Waals相互作用とHamaker定数(凝集促進因子)
2. 微粒子間の静電相互作用とゼータ電位(分散促進因子)
 2.1 電解質溶液中の静電斥力相互作用
 2.2 電気泳動移動度の測定のよるゼータ電位の見積もり
 2.3 Smoluchowskiの式とHuckelの式
 2.4 電場の歪みを考慮した式:Henryの式 
 2.5 緩和効果 
 2.6 柔らかい粒子
3. 2個の微粒子間全相互作用のポテンシャルエネルギー
4. 非水系における球状粒子間の全相互作用のポテンシャル曲線

第2節 フィラーを均一に分散させるための表面処理技術
1. 高・低屈折率フィラーの表面処理技術
 1.1 シラン剤
 1.2 チタネート剤
 1.3 その他のカップリング剤

2. 高・低屈折率材料の特性
3. フィラーの表面処理手法

 3.1 湿式加熱法
 3.2 湿式濾過法
 3.3 乾式撹拌法
 3.4 インテグレルブレンド法
 3.5 スプレードライ法

4. フィラーと樹脂の混練分散技術
 4.1 樹脂とフィラーとの混練性
 4.2 ナノフィラーを取扱う際の留意点

第3節 屈折率制御材料の開発に役立つナノ粒子の分散性評価
1. ナノ粒子表面の物理化学的特性と分散性
2. ナノ粒子のマトリックス樹脂中への分散性
3. ナノ粒子表面のSP値評価法
 3.1 測定原理と装置の概要
 3.2 評価方法ならびに装置の特徴
 3.3 測定例


◇第2章 ハイブリッド化による 高・低屈折率材料の作製技術と屈折率制御◇ 

第1節 低屈折率材料開発へ向けたシリカ微粒子の表面改質と分散系の調製技術
1. 固体の表面エネルギー
2. シリカの表面構造
3. シリカの表面改質とその評価

第2節 屈折率制御材料の開発へ向けたナノコンポジット材料の分散−凝集特性
1. コンポジットサスペンションにおける分散−凝集転移: ポリマー添加法
2. C*の分子量依存性
3. 透明コンポジットフィルムの調製: 溶媒添加法
4. メルト系での分散−凝集転移に与えるポリマーの分子量の影響

第3節 ビーズミル装置を用いた無機ナノ粒子の分散技術と高屈折率材料の作製
1. ビーズミル装置を用いたナノ粒子分散スラリーの作製
 1.1 ビーズミル装置の分散原理と特長 
 1.2 TiO2ナノ粒子の分散事例(ビーズサイズの影響) 
 1.3 各種のビーズミル分散スラリーの特性
2. ビーズミル分散スラリーを用いたナノコンポジット材料の作製 
 2.1 モノマー中へのTiO2ナノ粒子の分散
 2.2 高濃度ナノ粒子分散樹脂膜の作製
 2.3 高濃度ナノ粒子分散樹脂球の作製

第4節 酸化チタンナノ粒子分散技術による光学樹脂の高屈折率化
1. PCD/TiO2ナノハイブリッド材料の作製
 1.1 ハイブリッド作製で使用する原料と試薬
 1.2 PCDのシランカップリング処理
   ~トリエトキシシリル末端PCDの合成(ET-PCD)~
 1.3 トリエトキシシリル末端修飾PCDとTiO2との複合化
2. 物性測定装置及び測定条件
3. PCD/TiO2ナノハイブリッド材料の物性評価
 3.1 ハイブリッド中の複合無機物量の評価
 3.2 ハイブリッドの光学的性質: 紫外線遮蔽効果と屈折率挙動
 3.3 ハイブリッドの微細構造: PCD及びTiO2の結晶性評価
 3.4 ハイブリッドの微細構造: フィルムの内部構造
  3.4.1 SAXSプロファイル: 分子鎖長一定
 
 3.4.2 無機ドメインの内部構造
 
 3.4.3 無機ドメインサイズ
  3.4.4 SAXSプロファイル: 分子鎖長の影響

第5節 高屈折率・高透明な酸化ジルコニウム分散液の開発
1. 酸化ジルコニウムの基本物性
2. 酸化ジルコニウム分散液 SZRシリーズ

第6節 低次元成長酸化チタンを用いた高屈折率コーティングの低温合成
1. 液相プロセスによる金属酸化物薄膜の合成法
 1.1 金属酸化物薄膜の液相合成法
 1.2 ゾル-ゲル法の特徴
2. ゾル-ゲル法による金属酸化物合成と成長次元の概念
 2.1 金属アルコキシドの反応機構
 2.2 反応速度と成長次元
 2.3 金属酸化物の形態と高屈折率性
3. チタンアルコキシドの反応性と塩触媒による重縮合反応促進
 3.1 チタンアルコキシドの特徴
 3.2 重縮合反応の促進
4. 次元制御ゾル-ゲル法による酸化チタンの合成と成長次元制御
 4.1 3次元成長酸化チタンの合成
 4.2 2次元成長酸化チタンの合成
 4.3 1次元成長酸化チタンの合成
5. 低次元成長酸化チタンの特徴と高屈折率コーティングへの展開
 5.1 1次元成長酸化チタンの性質
 5.2 1次元成長酸化チタンの緻密化
 5.3 1次元成長酸化チタンを前駆体とする高屈折率コーティングの低温合成

第7節 高屈折率膜材料としての有機チタン化合物の利用
1. 有機チタン化合物
2. モノマーとオリゴマー
3. 高温焼成型高屈折率膜形成材料
4. 低温焼成型高屈折率膜形成材料

第8節 著作権の都合上、掲載しておりません

第9節 二酸化チタンを用いた透明導電膜の高屈折率化
1. 従来材料の透明導電性と屈折率
 1.1 In2O3系(ITO)
 1.2 ZnO系とSnO2系
 1.3 従来材料における屈折率制御
2. 新しい透明導電体Nb:TiO2(TNO)の基礎物性と高屈折率を用いた応用
 2.1 TNOの発見とその実用化
 2.2 TNOの電気伝導の特徴
 2.3 TNOの高屈折率とその応用
 2.4 TiO2系TCOにおける屈折率制御
3. 新たな高屈折率透明導電体の開発

第10節 ZrO2微粒子を用いたナノハイブリッド化技術と屈折率制御
1. はじめに
2. ZrO2ナノ微粒子の水相からトルエン相への相移動とその場疎水化技術
3. ZrO2ナノ微粒子含有高屈折率透明材料の合成
4. ZrO2ナノ微粒子含有ハイブリッド高分子微粒子の合成

第11節 シングルサイズジルコニアナノ粒子の分散技術と高屈折率・高透明分散液の開発
1. シングルサイズジルコニアナノ粒子
2. 高極性溶媒へのシングルサイズジルコニアナノ粒子分散
 2.1 表面修飾設計
 2.2 表面修飾プロセス
 2.3 高極性溶媒シングルサイズジルコニアナノ粒子分散液の作製
 2.4 高極性溶媒シングルサイズジルコニアナノ粒子分散液の分散性評価
3. 低極性溶媒へのシングルサイズジルコニアナノ粒子分散
 3.1 表面修飾剤設計
 3.2 表面修飾プロセス
 3.3 低極性溶媒シングルサイズジルコニアナノ粒子分散液の作製
 3.4 低極性溶媒シングルサイズジルコニアナノ粒子分散液の分散性評価
  3.4.1 ジメチルシリコーンオイルへの分散性
  3.4.2 表面修飾ジルコニア粒子−シリコーン樹脂複合体
  3.4.3 シリコーン樹脂の架橋密度検討
  3.4.4 表面修飾シングルサイズジルコニアナノ粒子

第12節 著作権の都合上、掲載しておりません

第13節 ポリマーへのチタン酸バリウムナノ粒子の高分散化技術と高屈折率ナノコンポジット薄膜の作製
1. BT/PMMAナノコンポジット膜
 1.1 作製方法
 1.2 PMMAナノコンポジット膜の特性
2. BT/PIナノコンポジット膜
 2.1 作製方法
 2.2 ナノコンポジット膜の特性
 2.3 改良法によるBT/PIナノコンポジット膜の作製と膜誘電率

第14節 有機ナノ粒子を用いた超高屈折率コーティング材料の塗膜特性と開発
1. 超高屈折率を有するHBP
 1.1 HBPについて
 1.2 HBPの優位性
2. 超高屈折率コーティング材料
 2.1 高屈折率を特徴とした各種コーティング材料
 2.2 光硬化性コーティング材料
 2.3 熱硬化性コーティング材料
 2.4 高屈折率光散乱コーティング材料
 2.5 高屈折率黒色コーティング材料
3. 超高屈折率コーティング材料の応用展開

第15節 凝集しにくいコアシェル型ナノ粒子の作製と高屈折フィルムへの応用
1. コアシェル型ナノ粒子
 1.1 合成方法
 1.2 コアシェル型ナノ粒子のキャラクタリゼーション
 1.3 コアシェル型ナノ粒子の粒径制御方法
 1.4 コアシェル型ナノ粒子の分散容易性
 1.5 生成メカニズム
2. 光学用フィルムへの応用

第16節 コアシェル型低屈折率粒子の設計と反射防止コーティング技術
1. 反射防止膜の設計
 1.1 反射防止の原理
 1.2 反射防止膜の設計
 1.3 ナノコンポジット設計
 1.4 フィラー設計
  1.4.1 低屈折率粒子とシミュレーション
  1.4.2 新しいコアシェル型低屈折率粒子の設計
2. 反射防止膜の実用例
 2.1 中空SiO2粒子を用いた反射防止膜
 2.2 高機能化(AS性付与)

第17節 高屈折ハイブリッド材料の開発に向けた高度な水分散性を有する金属酸化物複合ナノ粒子の合成
1. 水溶性ポリシルセスキオキサンの合成
2. 高度な水分散性を有するシリカ/シルセスキオキサン複合材料の合成
3. 高度な水分散性を有する酸化チタン/ シルセスキオキサン複合ナノ粒子の合成
4. 高度な水分散性を有する酸化ジルコニウム/ シルセスキオキサン複合ナノ粒子の合成

第18節 著作権の都合上、掲載しておりません

第19節 樹脂の屈折率制御のための有機無機ハイブリッド技術
1. 透明性維持のための必要条件
2. ハイブリッド材料の合成
 2.1 ナノ粒子合成
 2.2 ゾル−ゲル溶液反応の適用
 2.3 熱硬化・光硬化反応の適用
 2.4 熱可塑性ハイブリッド材料
3. ハイブリッド材料の光学特性
 3.1 ハイブリッド化による屈折率制御
 3.2 熱膨張率・屈折率温度依存性の制御

第20節 有機無機ハイブリッドによる屈折率制御薄膜の作製技術
1. シリカナノ粒子の粒子間空隙を用いた低屈折率薄膜
 1.1 ポリシラン/シリカナノ粒子ハイブリッドの作製
 1.2 ポリシラン/シリカナノ粒子ハイブリッド薄膜の屈折率特性
2. エン-チオール反応による高屈折率有機無機ハイブリッド
 2.1 エン-チオール反応
 2.2 チオール基含有シルセスキオキサンによる有機無機ハイブリッド
 2.3 エン-チオール/ゾルゲル同時反応による有機無機ハイブリッド
3. ジルコニアナノ粒子を含んだ高屈折率有機無機ハイブリッド

第21節 ゾル−ゲル法を用いたチタニア系ハイブリッド材料の作製と高屈折率化技術
1. 三官能アルコキシドを用いた有機-無機ハイブリッド材料
2. 親水基を有するモノマーを利用した有機-無機ハイブリッド材料
3. 配位結合型ハイブリッド材料

第22節 チタニア骨格を有する高屈折率コーティング材料の設計と応用
1. チタニア骨格を有する高屈折率材料
 1.1 高屈折率材料の設計
 1.2 無溶剤系高屈折率封止用樹脂の開発
  1.2.1 ビニル基含有チタノキサンオリゴマーの合成
  1.2.2 ビニル基含有チタノキサンオリゴマーの硬化
  1.2.3 ヒドロシリル化硬化型チタノキサンオリゴマーの屈折率評価
 1.3 溶剤系高屈折率コーティング材料の開発
  1.3.1 更なる高屈折率化の方策―チオール化合物とのハイブリッド化
  1.3.2 光触媒活性

第23節 シリカ系有機・無機ハイブリッド材料の特性と機能性コーティング材への応用
1. エポキシSQを用いた有機・無機ハイブリッド硬化物の特性
 1.1 エポキシSQの反応性について
 1.2 エポキシSQを用いた有機・無機ハイブリッド硬化物の特性
2. チオールSQを用いた有機・無機ハイブリッド硬化物の特性
 2.2 チオールSQを用いた有機・無機ハイブリッド硬化物の特性
3. エポキシSQ、チオールSQを用いた有機・無機ハイブリッドの各用途への応用
 3.1 エポキシSQによる低屈折コーティング材
 3.2 チオールSQによるパターン作製用組成物
 3.3 チオールSQによる透明FRP作製用組成物
 3.4 チオールSQによる自己修復塗料

第24節 無機-有機ハイブリッド型ハードコート材料の設計と高・低屈折率性の付与
1. 無機-有機ハイブリッド型ハードコート材
2. ハイブリッドハードコーティング
3. ハイブリッドによるハードコートの高機能化
4. ハイブリッド型ハードコート材料の屈折率制御
 4.1 ハイブリッド型高屈折率材料の設計
 4.2 ハイブリッド型低屈折率材料の設計
 4.3 屈折率制御材料の応用

第25節 ポーラスシリカによる蛍光材料の低屈折率化
1. 蛍光体と媒体との屈折率マッチング
2. ポーラスシリカを出発原料とする高輝度蛍光シリカ
3. 蛍光シリカに導入する元素の種類と発光特性
4. 蛍光シリカとポリマーの複合化

第26節 有機無機ハイブリッド材料の光学特性
1. 屈折率
 1.1 屈折率の加成性
 1.2 屈折率の主要因
 1.3 無機系ガラスの屈折率
2. 有機無機ハイブリッド材料
 2.1 有機無機ハイブリッド材料の諸特性
 2.2 有機無機ハイブリッド材料の光学的性質
  2.2.1 La2O3-TiO2-SiO2系ハイブリッド材料
  2.2.2 Euイオンドープ有機無機ハイブリッド材料
  2.2.3 有機無機ハイブリッド材料中にドープした金属イオンの配位子場制御

第27節 透明かつ屈折率1.9を実現するポリマー複合体
1. 無色透明なポリマー複合体の作製
 1.1 ソープフリープロセスを実現する原理
 1.2 ポリメタクリル酸メチル複合体について
 1.3 その他のポリマーとの複合化について
2. 屈折率の評価
3. 構造評価

第28節 高屈折率を有するBiFeO3薄膜の作製技術と光学特性
1. BiFeO3光学薄膜の作製
2. BiFeO3光学薄膜の評価
 2.1 光学特性の評価方法
 2.2 解析結果


◇第3章 樹脂の分子設計、構造制御による屈折率制御技術◇ 

第1節 光学透明樹脂の高低屈折率化・高透明化と分子設計
1. 屈折率制御
 1.1 屈折率と分子構造
 1.2 屈折率の制御
  (1)高屈折率化
  (2)低屈折率化
2. 高透明化
 2.1 高透明化のための高次構造制御
 2.2 高透明化のための分子設計
 2.3 光学ポリマーの透明性予測システム

第2節 ポリカーボネート樹脂の複合化技術と屈折率上昇
1. PC樹脂の市場と用途概略
 1.1 透明材、主にPC単体
  1.1.1 光学用途
  1.1.2 ヘッドランプ・レンズ、カバー
  1.1.3 オートグレージング用途
 1.2 不透明材、主にPCブレンドやフィラー強化
  1.2.1 難燃化
  1.2.2 薄肉化
 1.3 PCフィルムとシート
2. プラスチックレンズ
 2.1 レンズとプラスチックレンズの歴史
 2.2 ポリカーボネートレンズ
3. 屈折率変化
 3.1 手法
 3.2 PCの高屈折率化
4. フィルムやシートでの屈折率変化

第3節 UV硬化樹脂の高屈折率化手法
1. 高分子材料の屈折率
 1.1 屈折率を決定する要因
 1.2 屈折率の算出方法
 1.3 化学構造と屈折率
2. UV樹脂の屈折率制御のポイント
 2.1 一般的なUV硬化樹脂の屈折率
 2.2 UV硬化樹脂における屈折率の温度依存性
 2.3 UV照射量と屈折率との関係
 2.4 UV硬化樹脂の波長分散
3. UV硬化樹脂の高屈折率化手法
 3.1 芳香族基の導入
 3.2 フッ素以外のハロゲン原子の導入
 3.3 硫黄原子の導入
 3.4 脂環式構造の導入
4. 高分子材料の複屈折
 4.1 UV硬化樹脂の複屈折

第4節 光硬化型高屈折率樹脂と屈折率制御
1. 高屈折率樹脂の概要
2. 高屈折率樹脂の光学特性
 2.2 屈折率の測定方法
 2.3 樹脂の高屈折率化
 2.4 硬化性樹脂の屈折率制御
 2.5 高屈折率樹脂の具体例

第5節 屈折率制御のための透明ポリイミドの高分子設計
1. ポリイミドの屈折率
 2.1 全芳香族系
  2.1.1 高屈折率化
   2.1.1.1 含Sポリイミド
   2.1.1.2 ハイブリッド
   2.1.1.3 その他のアプローチ
  2.1.2 低屈折率化
   2.1.2.1 含Fポリイミド
 2.2 全脂環族系
  2.2.1 低屈折率化

第6節 耐熱レンズに応用可能な耐熱透明樹脂の特性
1. 耐熱樹脂の透明性
2. 耐熱樹脂の透明性変化
3. 耐熱樹脂の屈折率変化
4. 材料の屈折率と分散
5. 材料の屈折率、アッベ数とレンズ設計
6. 耐熱透明樹脂の屈折率現状

第7節 高屈折フルオレン材料の設計、光学特性とその応用
1. フルオレン系高屈折熱可塑樹脂材料の設計
 1.1 一般的な光学プラスチック材料の特徴
 1.2 光学特性向上のための指針
 1.3 フルオレン誘導体の特徴
2. フルオレン系ポリエステル樹脂
3. フルオレン系エポキシ樹脂
4. フルオレン系アクリレート樹脂

第8節 多分岐・硬化性樹脂材料の開発と光学レンズへの応用
1. 光学レンズ材料の開発動向について
2. 耐熱レンズの分類と技術開発動向について
3. 光学レンズ向け硬化性樹脂材料について
 3.1 光学レンズ向け硬化性樹脂材料の基本設計について
 3.2 光学レンズ向け多分岐・硬化性樹脂材料の基本特性について
 3.3 光学レンズ向け多分岐・硬化性樹脂材料の耐熱性について
 3.4 光学レンズ向け多分岐・硬化性樹脂材料の複屈折について

第9節 LED用シリコーン封止材とその屈折率の光取り出し効率への影響
1. シリコーンとその特性
2. シリコーンのLED封止材への応用

第10節 特殊構造分子による高・低屈折率材料の合成
1. 含硫黄スターポリマー
 1.1 t-ブチルカリックス[8]アレーンをコアに有する8本腕スターポリスルフィドの合成と屈折率特性
 1.2 C-メチルカリックレゾルシンアレーン、 C-ヒドロキシベンズカリックスレゾルシンアレーンをコアに有する
    スターポリスルフィドの合成と屈折率特性
 1.3 4本腕スターポリスルフィドの合成と屈折率特性
 1.4 スターポリスルフィドの構造と屈折率の関係
2. ハイパーブランチポリカルボシラン
 2.1 Si を含むシラン誘導体 (A2 モノマー) とビニルシラン化合物 (Bn モノマー, n = 2, 3, 4) とのヒドロシリル化反応による
    ハイパーブランチポリカルボシラン類の合成と屈折率特性
3. 含テルルポリマーの合成と屈折率特性
 3.1 四塩化テルル(TeCl4)と 1,3-ジメトキシベンゼン(DMB) との反応による含テルルポリマーの合成と屈折率特性
4. 含フッ素ポリマーの合成と屈折率特性
 4.1 含フッ素ポリシアヌレート骨格を有する含フッ素ポリシアヌレート類の合成と屈折率特性
5. 温度と屈折率特性

第11節 カチオン重合による高屈折率樹脂の合成
1. 側鎖にトリシクロデカン単位を有するポリビニルエーテル
 1.1 高いガラス転移温度を持つポリビニルエーテルの合成
 1.2 ポリ(TCDVE)の光学的性質
 1.3 TCDVEと種々のビニルエーテルとのカチオン共重合によるコポリマーの合成とその性質
2. 側鎖にアダマンタン単位を有するポリビニルエーテル
 2.1 ポリ(アダマンチルビニルエーテル)の合成と熱的性質
 2.2 2-AdVEをベースとするコポリマーの合成およびポリ(2-AdVE)とコポリマーの光学的性質

第12節 フルオレン系カルド構造を用いた樹脂の高屈折率・低複屈折化とその応用技術
1. カルド構造の基本的特性とその合成
2. 高屈折率・低複屈折9,9-ジアリールフルオレン(DAF)ポリマー
3. DAFポリマーアロイとハイブリッド材料
4. 進化するフルオレン系カルド構造と将来展望

第13節 熱転位反応を利用した高屈折率化
1. 熱異性化する化合物の分子設計
2. モデル化合物1の熱異性化反応と屈折率変化
3. 側鎖に活性エステル部分を有する高分子の合成
4. 高分子フィルム状態での熱転位反応と屈折率変化


◇第4章 高分子の分子設計、 構造制御による屈折率制御技術◇ 

第1節 高分子の複屈折発現メカニズムとその低減化
1. 複屈折について
2. 複屈折の評価
3. 高分子の複屈折の発現要因
4. 熱延伸・急冷試料の複屈折の発現要因
5. 配向複屈折
6. 配向複屈折の低減化
7. 高分子ガラスの弾性変形による複屈折
8. 形態複屈折
9. 複屈折の波長依存性

第2節 高分子の屈折率・複屈折の波長依存性とその制御
1. 高分子の屈折率の波長依存性
 1.1 屈折率が波長依存性をもつ理由
 1.2 高分子(有機物)の構成原子と屈折率の波長分散
 1.3 量子化学計算による屈折率の分散の推定
2. 高分子の複屈折の波長分散
 2.1 ホモポリマーにおける屈折率の異方性(複屈折)の波長分散
 2.2 複屈折の波長分散の制御



◇第5章 ガラス・セラミックスの高屈折率化技術◇

 

第1節 有機EL照明用高屈折率ガラス基板の開発
1. 有機EL照明用基板に求められる特性
 
1.1 高屈折率基板
 1.2 耐薬品性
 1.3 平滑性
 1.4 ガスバリア性
2. 有機EL照明用高屈折率ガラス「HX-1」の特性
 2.1 ガラス特性
 2.2 屈折率
 2.3 耐薬品性
 2.4 生産性
 2.5 可撓性
 2.6 ガスバリア性
3. 高屈折率ガラス基板HX-1を用いた有機EL特性

第2節 超高屈折率ガラスの組成調整・光学特性とレンズへの応用
1. 無容器法で合成した超高屈折率ガラス
 1.1 無容器法とは
 1.2 網目形成酸化物を含まない新しいガラス
  1.2.1 TiO2系ガラス
  1.2.2 Nb2O5系ガラス
  1.2.3 WO3系ガラス
 1.3 網目形成酸化物を含まない新しいガラスの熱特性
 1.4 網目形成酸化物を含まない新しいガラスの光学物性
  1.4.1 透過率
  1.4.2 屈折率
2. 高い屈折率の起源
 2.1 大きな電子分極率
 2.2 高充填構造
3. 低分散化を目指した多元系への展開
 3.1 TiO2系
 3.2 Nb2O5系

第3節 ガラスモールド非球面レンズの高屈折率化とその応用
1. 非球面レンズとは?
 1.1 球面レンズの定義
 1.2 非球面レンズの定義
2. 非球面レンズの効果
 2.1 球面レンズによる結像
 2.2 非球面レンズによる効果
 2.3-a 小型化
 2.3-b 高性能化
3. ガラスモールド非球面レンズの成形工程
4. 京セラオプテックのガラスモールド非球面レンズ
 4.1 非球面レンズの工法
 4.2.a 非球面レンズの特徴1「大口径レンズ」
  4.2.a-1 大口径レンズの定義
  4.2.a-2 京セラオプテックの大口径レンズ
 4.2.b ガラスモールド非球面レンズの特徴2「低分散レンズ」
  4.2.b-1 低分散レンズの定義
  4.2.b-2 京セラオプテックの低分散レンズ
 4.2.c ガラスモールド非球面レンズの特徴3「高屈折率レンズ」
  4.2.c-1 高屈折率レンズの定義
  4.2.c-2 京セラオプテックの高屈折率レンズ
5. 高屈折率ガラスモールド非球面レンズの応用

第4節 監視カメラ用レンズで求められる高屈折率ガラスと解像度向上
1. 監視用カメラレンズの高解像度化
 1.1 標準レンズにおける高屈折率ガラスの役割
 1.2 高倍率ズームにおける高屈折率ガラスの役割

第5節 著作権の都合上、掲載しておりません

第6節 メタマテリアルによる未踏屈折率材料の開発
1. メタマテリアルにおける屈折率抽出法と実現される屈折領域
2. 5より大きい屈折率をもつメタマテリアル
3. 1より小さい正の屈折率をもつメタマテリアル
4. 負の屈折率をもつメタマテリアル


◇第6章 成形加工技術による屈折率制御◇ 

第1節 ナノインプリント技術による微細凹凸の形成と屈折率制御
1. ナノインプリントで形成される構造
2. 反射防止

第2節 著作権の都合上、掲載しておりません

第3節 屈折率分布型プラスチックロッドレンズの低色収差化と賦形技術
1. 屈折率分布型ロッドレンズの結像原理
2. ロッドレンズアレイの用途
3. 色収差低減のための材料設計
4. プラスチックロッドレンズの製造方法
 4.1 紡糸工程
 4.2 アレイ化工程
 4.3 検査工程
5. 低色収差品の性能

第4節 延伸による高分子の屈折率と複屈折制御
1. 偏光と複屈折
2. 複屈折の起源
3. 延伸による複屈折の制御
4. 配向結晶化と屈折率および複屈折
5. 配向形態と複屈折


◇第7章 光学薄膜の作製技術と屈折率制御◇ 

第1節 著作権の都合上、掲載しておりません

第2節 ドライ手法による高・低屈折率薄膜の作製技術とその応用
1. 高屈折率薄膜の作製
2. 低屈折率薄膜の作製
3. 高・低屈折率膜の応用

第3節 屈折率マッチング材料を用いたディスプレイ視認性向上技術
1. 測定方法
 1.1 硬化プロセス
 1.2 機械特性
 1.3 光学的性質
2. 屈折率マッチング材料の選択
3. 光反応プロセス
 3.1 光反応開始プロセス
 3.2 光硬化プロセス
4. 機械的特性
5. 新パネルの光学特性


◇第8章 屈折率の予測手法と測定・評価技術◇

第1節 光学透明樹脂の屈折率予測システム
1. 屈折率と分子構造
 1.1 屈折率の定義
 1.2 屈折率と分子構造
 1.3 屈折率の波長依存性
2. 光学ポリマーの屈折率予測システム

第2節 長距離相互作用を考慮したDFT法による屈折率とアッベ数の推算精度の向上
1. 分極率の評価方法
 1.1 原子団寄与法・QSPR法による分極率推算法
 1.2 従来の密度汎関数法(DFT)の問題点
 1.3 長距離補正密度汎関数法(LC-DFT)による精度改善
2. 長距離密度汎関数法による精度改善
 2.1 アセン類の静的分極率
 2.2 アッベ数の推算精度について
 2.3 105個の有機分子での分極率の精度比較

第3節 光学材料設計のための重回帰解析法による屈折率の推算法
1. KRI推算法の構築の概略
2. データ収集、原子団設定
3. 重回帰分析
 3.1 回帰分析・重回帰分析
 3.2 モル体積と原子団情報との重回帰分析
 3.3 モル体積の推算精度
 3.4 屈折率とモル体積および原子団情報との重回帰分析−1
 3.5 屈折率とモル体積および原子団情報との重回帰分析−2
 3.6 重回帰分析で求められるパラメータ
4. 屈折率推算式
 4.1 屈折率の推算精度
 4.2 屈折率推算式の特長
5. KRI推算法の展望

第4節 ガラス・フィルムの屈折率測定
1. 屈折率測定
 1.1 屈折率について
 1.2 アッベ屈折計
 1.3 多波長アッベ屈折計
 1.4 屈折率の測定
  ・ガラス、プラスチックの屈折率測定
  ・フィルムの屈折率測定
 1.5 測定精度
 1.6 校正方法

第5節 プリズムペア干渉法による光学ガラスの屈折率標準の確立
1. 計量標準とトレーサビリティ
 1.1 計測のトレーサビリティ
 1.2 不確かさ
2. 屈折率とトレーサビリティ
 2.1 最小偏角法
 2.2 干渉法
3. プリズムペア干渉法
 3.1 プリズムペア干渉法の原理
 3.2 レーザー光源プリズムペア干渉計(測定波長:633 nm)
 3.3 ランプ光源プリズムペア干渉計(546 nm)
4. 固体屈折率標準と計量法校正事業者登録制度(JCSS)

第6節 複屈折などの高精度偏光測定方法
1. 複屈折
 1.1 偏光
 1.2 複屈折とリタデーション
2. 自動複屈折測定
 2.1 複屈折分散の測定
 2.2 高次複屈折の測定
 2.3 高精度自動複屈折マッピング装置
 2.4 複屈折イメージング装置
 2.5 近赤外光によるシリコンインゴットの複屈折測定
 2.6 斜入射による球面レンズの測定
3. ミュラー行列測定による複屈折測定
 3.1 ミュラー行列
 3.2 ミュラー行列マッピング測定
 3.3 分光ミュラー行列測定
4. 光の偏光状態測定
 4.1 液晶プロジェクター投影光の偏光状態
 4.2 ランダム偏光のHeNeレーザーの偏光状態