第1節 著作権の都合上、掲載しておりません
第2節 分子標的薬投入による医療経済の評価法
1. はじめに
2. がん治療における薬物療法の進歩
3. 分子標的治療薬の時代
4. がん化学療法における分子標的治療薬のアウトカム評価
5. がん分子標的治療薬における費用対効果評価
6. 大腸癌におけるがん分子標的治療薬の評価の具体例
7. その他の癌種における、分子標的治療薬の費用対効果の算出例
8. 薬剤コスト削減の方策
9. コンパニオン診断薬のコスト評価
10. おわりに
第3節 進行性尿路癌の治療からみた医療経済評価で考慮すべき事項と課題
1.進行性尿路癌と医療経済
2.尿路癌治療に求められるものとその限界
3.進行性尿路癌治療に求められるもう1つの目的:QOL
4.生存期間の延長とQOLからみた尿路癌治療
5.癌治療におけるQOLの評価
6.癌治療とQOLと医療経済
7.進行性尿路癌の治療から見た「費用対効果」
8.直接経費としての通院費用
9.間接経費としての就労機会
10.最後に
第4節 肺がん治療における医療経済の評価法
1.各治療における医療コスト
1.1 手術療法
1.2 放射線治療
1.3 化学療法
1.4 分子標的薬治療
2.費用対効果の評価
2.1 費用対効果に対する考え方
2.2 手術療法
2.3 放射線治療
2.4 化学療法と分子標的薬治療
2.5 集学的治療・臨床経過に基づく医療としての医療経済分析
第5節 これからの高精度がん放射線治療の医療経済評価
1、2000年以降 なぜ放射線治療が注目されてきたか。
1.1 放射線治療患者数の大幅な増加
1.2 放射線治療の診療報酬点数の改善・増額
1.3 放射線治療機器・装置の進歩と周辺機器の充実
2、放射線治療の医療経済的評価
2.1 直線加速器(リニアック)による高精度放射線治療を中心に
2.2 陽子線治療・重粒子線治療について
3、最後に
第6節 乳癌領域への新規治療薬投入による医療経済評価法
1. 乳癌について
2. 近年の乳癌に対する新規薬剤の開発と導入状況
1) trastuzumab(トラスツズマブ)
2) lapatinib(ラパチにブ)
3) pertuzumab(ペルツズマブ)
4) T-DM1
5) bevacizumab(ベバシズマブ)
3. 乳癌領域における医療経済分析の現状
3.1 術後薬物療法としてのトラスツズマブの医療経済学的評価
3.2 HER-2陽性転移性乳癌に対するトラスツズマブの医療経済学的評価
3.3 HER-2陽性転移性乳癌に対するラパチニブの医療経済学的評価
3.4 HER-2陽性転移性乳癌に対するペルツズマブの医療経済学的評価
3.5 HER-2陽性転移性乳癌に対するT-DM1の医療経済学的評価
3.6 転移性乳癌に対するベバシズマブの医療経済学的評価
4. 臨床医の立場からみた医療経済分析の有用性
第7節 精神疾患における早期介入プログラムの費用分析の事例
1.緒言
2.研究方法
2.1 調査対象
3.調査内容
4.調査内容
5.原価計算の方法
6.まとめ
第8節 著作権の都合上、掲載しておりません
第9節 感染症数理モデルと費用対効果分析
1.感染症数理モデル
1.1. SIRモデル
1.2. ibm
1.3.ribm
2.感染症の発生状況
2.1. 感染症法
2.2. NDB
2.3. 薬局サーベイランス
2.4. 学校欠席者情報収集システム
3.結びに代えて
第10節 手術医療の経済学的評価
1. はじめに
2. 手術医療の特殊性
2.1 労働集約性
2.2 時間軸
2.3 アウトカム
2.4 経済学的評価法
3. 手術医療の経済学的評価の実際
3.1 経済学的評価法
3.1.1 効率性とは?
3.1.2 生産可能性フロンティア・等量曲線の概念
3.1.3 データ包絡分析(DEA)と確率的フロンティア分析(SFA)
3.2 活用データの選択
3.2.1 意思決定単位(DMU)の決定
3.2.2 インプットの選択
3.2.3 アウトプットの選択
3.2.4 小手術の取扱い
4.手術医療の経済学的評価の意義
4.1 手術診療報酬体系の適正性
4.2 個々の外科医の人事評価
5.まとめ
第11節 腎臓疾患領域における医療経済学的評価の実施法
1.日本および英国の現状
1.1 日本の患者数と医療費
1.2 英国の患者数と医療費
2.英国および日本における具体的実施例
2.1 英国NHSの取り組み
2.2 日本における取り組み
3.医療経済的効果実証のための製薬・医療機器メーカーの取り組みの可能性
3.1 医療経済的分析方法の種類
3.2 医療経済的効果実証のための研究デザインの可能性
4.医療経済学を利用した製品展開
第12節 緑内障における医療経済学的評価の実施方法
1.経済性を論議する際に必要な日本における緑内障の現状
2.薬価のみで薬剤経済性を評価
3.1瓶薬価を用いた経済性の比較は適切か?
4.点眼薬の1滴容量,点眼可能期間,1日薬剤費用を求める
5.β-遮断薬製剤とPG製剤の1日薬剤費用(円)の評価
6.緑内障治療の点眼薬の費用・効果分析
7.眼圧が1mgHg下降する薬剤経済性を評価する
8.点眼容器の標準化で薬剤経済性を評価する
9.まとめ
第13節 白内障手術における費用効用分析の方法と結果
1.実務的注意点
1.1 なぜ多施設研究か?
1.2 まず、パイロットスタディが必要
1.3 効用値の測定について
1.4 効用値測定に要する時間
1.5 インタビューアへの研修会
1.6 費用の測定
1.7 データの収集
2.白内障手術の費用効用分析
第14節 加齢黄斑変性における医療経済学的評価の実施法
1.
加齢黄斑変性の病態、疫学
2. 加齢黄斑変性の治療
3. 加齢黄斑変性のモデルケースの対費用効用解析
4. 加齢黄斑変性の対費用効用解析の現状と課題
第15節 胃食道逆流症における医療経済学的評価の実施法
1.初期治療としてのPPI
first strategyと"step-up" strategyの比較
1.1 方法
1.2 結果
2.維持療法薬としてのPPIとH2RAの比較
2.1. 方法
2.1.1. 費用対効果分析
2.1.2. 患者の支払い意志(Willingness to pay)の測定
2.2. 結果
3.NERD治療薬としてのPPIとH2RAの比較
3.1. 方法
3.1.1. 費用対効果分析
3.1.2. 患者の支払い意志(Willingness to pay)の測定
3.2. 結果
4.考察
5.結論
第16節 癒着予防効果が医療経済に与えるベネフィット〜患者から求められる癒着防止策
1.術後癒着の諸問題
2.癒着にかかる医療費の増大
3.患者の視点からの癒着防止の意義
4.結論
第17節 高齢者の医療・介護における医療経済学的評価の実施法
1.介護予防と医療経済学的評価
1.1 介護保険制度改正前における介護予防事業の経済的側面からの分析
1.2 介護保険制度改正後における介護予防事業の経済的側面からの分析
2.虚弱と医療経済学的評価
2.1 虚弱の要因と医療経済
2.1.1 運動機能低下と医療・介護費用
3.地域高齢者の体格(BMI)と将来の医療・介護費用
4.地域高齢者の認知症と将来の医療・介護費用
第18節 心臓移植におけるQOL / 医療経済の評価法
1.心臓移植におけるQOL
1.1 心臓移植患者の予後
1.2 心移植後のquality of life (QOL)
1.3 移植後の運動機能
1.4 心臓移植患者の妊娠・分娩・出産
1.5 心臓移植後の遠隔期合併症
2.心臓移植に係る医療費
2.1 移植評価から待機中に要する費用
2.2 移植術・術後入院費の費用
2.3 採取術の費用
2.4 臓器搬送費
2.5 日本臓器移植ネットワークに支払う費用
2.6 移植後の外来診療・検査入院に要する費用
2.7 臓器提供管理料
2.8 臓器提供費用配分
3.医療費補助(表3)
4.医療経済的に見た移植医療の課題
4.1 患者レベルでの評価
4.2 国・自治体レベルでの評価
4.1.1 日本臓器移植ネットワーク
4.1.2 臓器提供病院
4.1.3 自治体の経済的負担
第19節 癌性疼痛における新規治療薬投入による医療経済の評価法
1.持続性オピオイド製剤の経済分析
2.オピオイドローテーションの費用対効果分析
3.突出痛治療薬の経済分析
4.医療経済分析の保険償還への活用
第20節 血友病治療における医療経済評価の実施法
1.血友病性関節症の病態
1.1 血友病
1.2 血友病性関節症
1.2.1 関節内出血
1.2.1 血友病性滑膜炎
1.2.3 血友病性関節症
2.血友病性関節症の評価法
2.1 患者による評価
2.2 理学所見
2.3 画像評価
2.4 治療成績判定基準
3.血友病性関節症の治療
3.1 凝固因子補充療法
3.1.1 凝固因子補充療法
3.1.2周術期の補充療法
3.2 理学療法
3.3 関節穿刺・関節注射
3.4 手術療法
3.4.1 滑膜切除
3.4.2 人工関節置換術
3.4.3 関節固定術
4.血友病性関節症の医療経済評価実施例
4.1 血友病領域における医療経済評価
4.2 血友病性関節症の医療経済評価実施例
4.2.1 タンデム鏡視下滑膜切除術
4.2.2 対象と方法
4.2.3 結果
4.2.4 考察
第21節 著作権の都合上、掲載しておりません
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