1節 臨床現場が感じる抗がん剤における薬価傾向と費用対効果
1.高額な抗がん剤薬価
2.抗がん剤のジェネリック医薬品
3.バイオ医薬品の抗がん剤
4.医薬品の費用対効果
5.バイオ医薬品とバイオシミラー
6.公費助成制度や高額療養費制度のために増えないバイオシミラー使用
7.ジェネリック医薬品2080運動
2節 臨床現場が感じるリウマチにおける薬価傾向と費用対効果
1.関節リウマチ治療の経済性と医療経済へのインパクト
2.実臨床現場における生物学的製剤投与要因について
2.1 生物学的製剤投与需要(患者)側要因
2.2 生物学的製剤投与提供(医療機関)側要因
3節 全身性エリテマトーデスにおける薬価傾向の実際
1.全身性エリテマトーデスの診断、症状、検査
1.1 SLEの診断
1.2 SLEの症状
1.3 SLEの検査
2.全身性エリテマトーデスの治療
2.1 SLEの治療総論
2.2 SLEの治療各論
2.2.1 副腎ステロイド
2.2.2 免疫抑制薬
2.2.3 生物学的製剤
2.2.4 SLE治療薬の薬価
3.全身性エリテマトーデスに関連する医療制度について
4節 臨床現場が考える変形性関節症における薬価傾向と費用対効果
1変形性膝関節症の薬物療法
2診療ガイドライン
5節 腎性貧血における薬価傾向の実際
1.腎性貧血とその治療用バイオ医薬品
2.バイオ後続品とその品質
3.バイオ後続品と後発医薬品(ジェネリック医薬品)
4.バイオ後続品の薬価の動向と問題点
6節 COPDの臨床現場が感じる薬剤の費用対効果の問題と薬剤選択
1.COPD治療薬に臨床現場が求める効果とは
1.1 COPD治療薬のエビデンスとシステマティック・レビュー
1.2 COPD治療薬の臨床的評価のアウトカム設定
1.3 COPD治療薬の価格設定の差異を巡る患者家族の評価
2. COPD治療薬の薬効別に見た費用対効果の問題点
2.1 短時間作用型抗コリン剤の問題点
2.2 短時間作用型β2-刺激剤の問題点
2.3 長時間作用型ムスカリン拮抗剤の問題点
2.4 長時間作用型β2-刺激剤の問題点
2.5 LAMA/LABA配合剤の問題点
2.6 LAMA/ICS配合剤の問題点
2.7 徐放性テオフィリン製剤の問題点
3. COPD治療薬の付加価値に基づく価格設定(Value-based Pricing)
3.1 自他覚症状を早期に改善する薬剤の付加価値
3.2 長期的効果を保証する薬剤の付加価値
3.3 高齢者の自己管理+介護者管理を容易にする付加価値
3.4 高齢者でも使用しやすい吸入デバイスの付加価値
3.5 非薬物治療としての呼吸リハビリテーションと対応する付加価値
4.医療従事者の人的評価が医療経済を安定させる
7節 糖尿病の臨床現場が感じる薬剤の費用対効果の問題と薬剤選択
1. 糖尿病の現状
2. 糖尿病の薬剤の種類
3. 新薬の開発
4. 費用対効果
5. 薬剤の選択
6. 高齢者の糖尿病治療
8節 慢性疼痛の臨床現場が感じる薬剤の費用対効果の問題と薬剤選択
1. 慢性疼痛
1.1 定義
1.2 有病率と特徴
1.3 病態
2. 慢性疼痛の治療
2.1 集学的治療の重要性
2.2 薬物療法
2.3 慢性疼痛に使用される薬剤の費用対効果
9節 抗凝固薬・抗血小板薬の臨床使用における費用対効果の問題と薬剤選択
1. 抗凝固療法と抗血小板療法
2. 抗凝固療法
2.1ワルファリン
2.2.1 Non-Vitamin K antagonist oral anti-coagulant
(NOAC)
2.2.2 ダビガトラン
2.2.3 リバロキサバン
2.2.4 アピキサバン
2.2.5 エドキサバン
3.抗血小板療法
3.1 アスピリン
3.2 クロピドグレル
3.3 プラスグレル
10節 アルツハイマーの臨床現場が感じる薬剤の費用対効果の問題と薬剤選択
1.抗認知症薬の総費用
2.受療率の問題
3.介護保険費からの推測
4.高齢者所得からの試算
5.QALYからの検討
11節 クローン病における臨床現場が感じる薬剤の費用対効果の問題
1. 本邦におけるクローン病治療の現状
2. クローン病治療薬の薬価
3. 本邦のクローン病における患者負担
4. 薬剤の費用対効果
12節 点眼薬を例にした費用対効果の算出事例
1. 緑内障薬物療法の原則から効果を数値化する
2. 費用対効果の算出以外に加える要素
3. 異なった点眼薬の眼圧下降効果を標準化
4. 緑内障点眼薬の費用対効果の算出の基礎資料の検討
5. 緑内障点眼薬の費用対効果の算出結果の妥当性
6. 1日薬剤費用(円)の算出
7. 眼圧を1 mmHg下降させる薬剤費用の比較
13節 適正使用に基づいた薬剤業務の医療経済的評価
1.病棟薬剤業務における有害事象対策による医療経済効果
1.1 耳鼻科病棟の薬剤業務
1.2 有害事象の発現状況
1.3 有害事象が入院期間に及ぼす影響
1.4 有害事象による入院期間延長に対する処方介入の効果とその医療経済効果
2. 抗菌薬適正使用推進による医療経済効果
2.1 岐阜大学医学部附属病院における抗菌薬適正使用推進体制
2.2 介入によるアウトカム
2.3 介入による医療経済効果
2.4 医療経済効果に関する国内の報告
14節 歯周病治療への抗菌薬物療法の最新情報考察
1.歯周病治療における抗菌薬投与の目的
2.歯周病への抗菌薬の投与方法からみた薬物療法
2.1 経口投与法(内服)
2.2 歯周ポケット内局所投与法
3. 厚生労働省の分類に従った歯周病に適した抗菌薬の選択基準
4. 歯周病治療おける抗菌薬の選択基準の考え方
5. 歯周病治療への抗菌療法の医療経済学的評価の考え方
15節 緩和医療の臨床現場が感じる薬剤の費用対効果の問題と薬剤選択
1. 医療経済評価について
2. オピオイド製剤の費用対効果
16節 皮膚がん治療における薬剤と費用対効果
1. 悪性黒色腫の予後
2. 術後補助化学療法
2.1 術後補助療法について
2.2 本邦での悪性黒色腫への術後補助療法
2.3 今後の術後補助療法
3. 進行期悪性黒色腫の治療
3.1 全身療法の現状と問題点
3.2 DTIC単独療法とDAC-Tam療法
4.悪性黒色腫の新規治療薬
4.1 海外での悪性黒色腫の治療
4.2 Nivolumab
4.3 今後の本邦での治療
5.予防
17節 子宮がんにおける臨床現場が感じる薬剤の費用対効果の問題と薬剤選択
1. 子宮がんの疫学
2. 子宮がんの治療法
3. 子宮がんにおける薬剤の費用対効果の問題と薬剤選択に関して;
3.1 HPV遺伝子型の分布
3.2 子宮頸がん予防対策としての観点
3.3 HPVワクチンの費用対効果推計
18節 血液腫瘍の臨床現場が感じる薬剤の費用対効果の問題と薬剤選択
1. 抗体医薬
1.1リツキシマブ
1.2イブリツモマブ チウキセタン
1.3オファツムマブ
1.4モガムリズマブ
1.5ブレンタキシマブ ベドチン
2. TKI
2.1イマチニブ
2.2ニロチニブ
2.3ダサチニブ
3. G-CSF
3.1フィルグラスチムとペグフィルグラスチム
3.問題点
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