第1節 電磁波吸収・シールド材料の設計とノイズ対策
1.シールドおよび電磁波吸収の原理
2.電磁波吸収材料
2.1 透磁率を用いた電磁波吸収材料
2.2 誘電率を用いた電磁波吸収材料
3.電磁波吸収・シールドの計測法
3.1 近傍界の評価法
3.1.1 相互減結合率
3.1.2 内部減結合率
3.1.3 伝送減衰率
3.1.4 輻射抑制率
3.2 遠方界の測定法
3.2.1 同軸管法
3.2.2 空洞共振法
3.2.3 自由空間法
4.まとめと今後の展望
第2節 軟磁性体粒子と金属粒子分散複合体による電波吸収体の設計と高周波化への対応
1.近年の動向と電波吸収体の設計
2.試料の作製方法および測定方法
3.センダスト粒子とアルミニウム粒子分散複合体の複素比誘電率と複素比透磁率
4.センダスト粒子とアルミニウム粒子の混合比が異なる複合体
4.1 センダスト,アルミニウム粒子の混合比と複素比誘電率・複素比透磁率の変化
4.2 混合比を変化させた場合の吸収特性
第3節 磁性粒子分散複合材料の設計とその電磁気特性
1.磁性粒子分散複合材料の製作
2.フェライトの高周波透磁率
2.1 透磁率の周波数分散
2.2 透磁率の周波数分散機構と分散式
3.フェライト粒子分散複合材料の磁気特性
3.1 フェライト粒子分散複合材料の透磁率スペクトル
3.2 磁性粒子分散複合材料における低周波透磁率の粒子濃度依存
4.金属磁性粒子分散複合材料の電磁気特性
4.1 金属磁性粒子分散複合材料の電気伝導率と複素比誘電率スペクトル
4.2 金属磁性粒子分散複合材料の複素比誘電率スペクトル
4.3 金属磁性粒子分散複合材料における粒子の形状効果
第4節 著作権の都合上、掲載しておりません
第5節 磁性・誘電性複合体を用いたギガヘルツ帯向け電波吸収体の設計
1.理論
2.シミュレーションと実験結果
3.結論
第6節 著作権の都合上、掲載しておりません
第7節 高周波用フェライト薄膜の作製技術と電磁波吸収特性
1. スピネル型フェライト薄膜
2. フェロックスプラナ型フライト薄膜
第8節 磁性フェライトの複合化によるノイズ抑制手法とその評価
1.磁性フェライトとコイルを複合化したインダクタ
1.1 インダクタに用いられる磁性フェライト
1.2 チョークコイル
1.3 チップインダクタとチップビーズ
2.NFC(Near Field Communication),ワイヤレス給電コイル用の磁気シールド
第9節 ナノ結晶軟磁性材料の製法、特性、およびノイズ対策部品への応用
1.ナノ結晶軟磁性材料の製法
1.1 ナノ結晶軟磁性材料用アモルファス合金の製造方法
1.2 ナノ結晶化のための熱処理方法
2.ナノ結晶軟磁性材料の特性
2.1 主な物理特性
2.2 主な磁気特性
2.3 比透磁率の周波数特性
2.4 鉄損特性
2.5 温度依存性
3.ナノ結晶軟磁性材料のノイズ対策部品への応用
3.1 EMIフィルタ用コモンモードチョーク
3.2 サージ吸収用可飽和コア
3.3 磁気シールドシート
第10節 塗布型電磁波吸収体材料の組成および塗布方法とノイズ対策事例
1.小型電子機器に発生するノイズの変化
2.シート型電磁波吸収体の発達
3.塗布型電磁波ノイズ吸収抑制材料の研究開発
4.塗布型電磁波ノイズ吸収抑制材料の組成
5.塗布型電磁波ノイズ吸収抑制材料の対策事例とその効果
第11節 著作権の都合上、掲載しておりません
第12節 金属被覆不織布によるノイズ抑制シートの開発とその性能評価
1.非磁性体ノイズ抑制シートPULSHUTとは
1.1 PULSHUTの構成
1.2 PULSHUTの特徴
1.2.1 薄く軽い
1.2.2 柔軟性に優れる
1.2.3 高い絶縁性
1.2.4 ノイズ抑制性能
1.3 PULSHUTのノイズ抑制メカニズム
2.PULSHUTのノイズ抑制性能測定方法
2.1 マイクロストリップライン測定
2.2 マイクロループアンテナによる結合及び透過減衰量測定
2.3 プリント基板におけるPULSHUTのノイズ抑制効果
2.4 ケーブルにおける放射ノイズ抑制効果測定:3m法
2.5 アイパターン測定
2.6 音質改善効果測定
3.新タイプPULSHUT-DL
第13節 メタマテリアルによる電磁波吸収・遮へい複合材料の設計と応用技術
1.DNG媒質における電磁パラメータ
1.1 Maxwellの方程式と伝搬定数
1.2 DNG媒質における特性インピーダンスとポインティング電力
1.3 DNG媒質における位相速度と群速度
2.粒子分散型複合材料によるDNGメタマテリアル
3.ホールアレイと誘電体積層構造による空間フィルター
3.1 ホールアレイ金属板の等価比誘電率
3.2 ホールアレイ/誘電体積層構造の電磁気特性
第14節 カーボンナノチューブ複合材料のミリ波帯域電波吸収材料への応用
1.電磁波吸収体の設計
2.CNT複合材料の設計と作製方法
3.CNT複合材料の評価
第15節 カーボンナノチューブを用いた電磁波吸収材料の作製と評価
1.供試体の作製と基礎的特性評価
2.電磁波吸収帯域ならびに吸収量に及ぼすMWCNTの直径寸法の影響
3.電磁波吸収特性に及ぼす複合材料中のMWCNTの分散状態の影響
第16節 マイクロ波、ミリ波、テラヘルツ波領域におけるナノカーボン複合材の電磁波吸収特性の評価
1.電波吸収体の原理
1.1 単層型電波吸収体
1.2 多層型電波吸収体
2.ナノカーボン複合材の作製
3.電波吸収材料の評価方法
3.1 同軸管法
3.2 自由空間法による誘電率と吸収量の測定
3.3 テラヘルツ時間領域分光法
4.評価結果と考察
4.1 同軸管法によるカーボンナノ材料の比較
4.2 SEBS-5 wt% CNCの電波吸収特性
4.3 SEBS-5 wt% VGCFのテラヘルツ領域における電磁波吸収特性
4.4 ミリ波帯における3層型電波吸収体の吸収特性
第17節 多層カーボンナノコイルの電磁波吸収特性
1.MWCNCの合成
1.1 触媒化学気相合成(CCVD)法
1.2 MWCNC合成条件
1.3 合成結果
2.MWCNCの電磁波吸収特性
2.1 電磁波吸収体の作製ならびに測定方法
2.2 電磁波吸収特性
2.3 測定結果
2.4 結果の考察
第18節 電波吸収性能を有するウッドプラスチックコンポジット材の開発とその評価
1.混練型WPCの特徴と電波吸収体母材としての適合性
2.試料作製
3.評価方法
3.1 表面硬さ試験および曲げ試験
3.2 平衡含水率測定
3.3 複素比誘電率・複素比透磁率測定
4.実験結果
4.1 表面硬さと曲げ性能
4.2 平衡含水率
4.3 複素比誘電率,複素比透磁率
5.二層型電波吸収体の反射減衰量
6.多層構造電波吸収体の最適化
第19節 農業系副産物を用いた電磁波吸収材料の作製と特性評価
1.評価試験
1.1 抄紙法に基づくシート材製造方法
1.2 測定方法
2.導電特性
3.電磁波吸収量
4.電磁波吸収体の設計
5.成形方法の影響
6.その他電磁波吸収素材との比較
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