1節 品質リスクマネジメントの上手な導入の仕方
2節 医薬品製造における逸脱管理リスクマネジメント
1.逸脱とは
2.製造業(GMP)における逸脱管理
2.1 逸脱処理
2.2 逸脱処理の一般的な流れ
2.3 逸脱の原因
2.4 ヒューマンエラー対策
2.5 モラル教育
3.製造販売業(GQP)における逸脱管理
3.1 医薬品製造販売業者の責務
3.2 製造業者との取決め(GQP取決め)
4.CAPA
4.1 CAPAの一般的な流れ
4.2 CAPA手順書
4.3 CAPA管理
4.4 CAPA教育
5.製品品質照査
5.1 PIC/S GMPガイドラインでの規定
5.2 製品品質の照査報告書
6.まとめ
3節 著作権の都合上、掲載しておりません
4節 固形製剤設備の品質リスクマネジメント
1.品質リスクマネジメントとは
2.品質リスクマネジメントの進め方
3.固形製剤の設備保全に関する品質リスクマネジメント
4.固形製剤製造における品質リスクマネジメントの適用
5節 固形製剤の洗浄工程の品質リスクマネジメント
1.初めに
1.1 洗浄について考えてみよう
1.2 洗浄の目的
1.3 洗浄の基本
2.洗浄バリデーションの概要
2.1 洗浄バリデーションの範囲
2.2 洗浄度の確認
2.3 洗浄バリデーションの考慮事項
2.4 洗浄バリデーションプログラムは完了までに時間を有する
2.5 製品の残留物のキャリーオーバー及びリスク
2.6 製造と洗浄の間隔
2.7 ワーストケースの製品アプローチ
2.8 サンプリング
2.9 洗浄手順
2.10 洗浄法バリデーションプロトコル
3.洗浄工程の品質リスクマネジメント
3.1 製造設備に関するリスク
3.2 洗浄工程の具体的なリスク
3.3 リスクをベースとした洗浄のキャリーオーバーについて
4.リスクアセスメント
6節 包装設備の品質リスクマネジメント
1.包装設備の品質リスクマネジメント
2.URSと包装設備の品質リスクマネジメント
3.工程の理解
3.1 成形工程
3.2 シール
4.PTPシートの品質基準
5.品質マネジメントの実施
5.1 品質要因の抽出
5.2 リスクアセスメントの実施
7節 固形剤検査設備の品質リスクマネジメント
1.固形剤の目視検査
2.固形剤の自動外観検査装置
3.自動外観検査装置のリスク分析
4.自動外観検査装置の品質リスクマネジメント
5.自動外観検査装置導入時の留意点
6.自動外観検査装置の歴史
7.将来の自動外観検査装置
8節 凍結乾燥設備の品質リスクマネジメント
1.凍結乾燥製剤の重要品質特性(CQA)
1.1 薬理活性(ワクチン生残数)
1.2 含水率
1.3 溶解性
1.4 外観(形状、色)
1.5 無菌性
1.6 異物数
2.凍結乾燥製剤の製品プロセスパラメータ(CPP)
2.1 棚温度
2.2 真空度
2.3 コールドトラップ温度
2.4 製品温度
2.5 製品収納位置
3.各凍結乾燥工程におけるリスクマネジメント
3.1 全工程共通項目
3.2 CIP工程
3.3 SIP工程
3.4 リーク試験工程
3.5 フィルタ完全性試験工程(SIP後)
3.6 陽圧保持工程
3.7 予備冷却工程
3.8 挿入工程
3.9 予備凍結工程
3.10 初期排気工程
3.11 一次乾燥工程
3.12 二次乾燥工程
3.13 真空リーク確認工程
3.14 復圧工程
3.15 打栓工程
3.16 取出し工程
3.17 フィルタ完全性試験工程(凍結乾燥後)
4.スケールアップとサイトチェンジにおけるリスクマネジメント
9節 注射剤製造での品質リスクマネジメント
1.製造工程とリスク
2.注射剤製造工程のリスクマネジメント
2-1 本節における製造工程について
2-2 リスクアセスメント
2-2-1 ブレインストーミング(PHAの一手法)
2-2-2 FMEA
2-2-3 HAZOP
2-2-4 検査工程(目視検査)
2-3 リスクコントロール(経営判断の重要性)
2-3-1 リスクコントロール概論
2-3-2 リスクコントロールの注意点
2-4 リスクコミュニケーションの重要性
2-5 リスクレビュー
2-6 実施例
2-6-1 グレードCエリア、リスクマネジメントの実施
10節 注射剤製造設備の品種切り替え洗浄作業における品質リスクマネジメント
1.品質リスクマネジメント
1.1 一般的な品質リスクマネジメントプロセス
1.1.1 責任
1.1.2 品質リスクマネジメントプロセスの開始
1.2 リスクマネジメントの方法論
2.注射剤製造設備の洗浄方法
2.1 洗浄方法
2.1.1 手動洗浄
2.1.2 装置洗浄
3.装置洗浄について具備すべき点
3.1 超音波洗浄
3.1.1 キャビテ-ション効果
3.1.2 加速度
3.1.3 直進流
3.2 超音波洗浄機の選定
3.2.1 普通の汚れ
3.2.2 頑固な汚れ
3.2.3 繊細な汚れ
3.3 スプレーノズル、スプレーボール
3.3.1 スプレーノズル
3.3.2 スプレーボール
4.洗浄水
5.注射剤製造設備の品種切り替え洗浄方法
6.洗浄バリデーション
6.1 PIC/SによるGMP査察と洗浄バリデーション
6.1.1 洗浄バリデーション計画
6.1.2 洗浄バリデーションにおけるリスク分析
6.1.3 洗浄バリデーションのプロセス開発
6.1.4 洗浄バリデーションのプロセス管理パラメータ
6.1.5 洗浄バリデーションで用いられる分析法のバリデーション
6.1.6 分析結果の判断と残留限度値
7.PIC/S GMPガイドライン アネックス15の改訂
7.1 健康ベース曝露限界値
7.1.1定義
7.1.2 PDEの計算式
7.1.3 曝露限界値の性格
7.1.4 健康ベース曝露限界値の課題
7.2 洗浄評価への適用
7.2.1 従来法との比較
7.2.2 持ち越し量の計算
7.3 洗浄評価に適用する場合の留意点
7.3.1 安全閾値STVの意味合い
7.3.3 PIC/S洗浄バリデーションンに関するガイドラインのまとめ
8.注射剤製造設備品種切り替え洗浄作業における品質リスクマネジメント
8.1 リスクマネジメントの手法
8.1.1 欠陥モード影響解析(FMEA:Failure mode and effects
analysis)
8.1.2 評点方法
8.1.3 欠陥モード影響解析の進め方
8.2 注射剤製造設備の品種切り替え洗浄作業におけるリスク分析
11節 注射剤検査設備の品質リスクマネジメント
1.異物検査機導入の目的
1.1 異物検査機導入の目的
2.異物検査機導入のプロセス
2.1 生産ライン最適化の検討
2.2 異物検査機導入のプロセス
3.異物検査機の品質リスクアセスメント
3.1 液中異物検査の原理
3.2 品質リスクの抽出と対策
3.3 継続的な品質リスクアセスメント
12節 液体充てん機の品質リスクマネジメント
1.リスクの抽出(洗い出し)
2.リスクの定量化
3.生産におけるリスクの解析
4.メンテナンスにおけるリスクの低減
5.機能追加におけるリスクの低減
13節 電子線滅菌設備
1.電子線滅菌設備概要
1.1 電子線滅菌設備
1.2 電子線滅菌の特徴
2.電子線滅菌の設備管理と潜在リスク
2.1 電子線滅菌の照射線量と人体への影響
2.2 放射線発生装置としての安全管理と許認可届出
2.3 電子線滅菌装置の品質管理
2.4 電子線滅菌設備の選定と設備のバリデーション上の注意と潜在リスク
2.5 電子線滅菌設備等の異常時措置と注意
14節 湿熱(高圧蒸気)滅菌設備の品質リスクマネジメント(QRM)
1.滅菌装置の品質リスクマネジメント(QRM)の概要
1.1 インパクトアセスメント(影響評価)
1.2 滅菌装置のURからIQ/OQまでの段階におけるQRMの概要
2.湿熱滅菌の概要
3.湿熱滅菌装置及びプロセスの説明(真空脱気式飽和蒸気滅菌装置での例)
4.湿熱滅菌装置の要求仕様の例(真空脱気式飽和蒸気滅菌装置の例)
5.真空脱気式飽和蒸気滅菌装置におけるQRMの例
15節 著作権の都合上、掲載しておりません
16節 空調設備の品質リスクマネジメント
1. 空調設備と品質リスク
1.1 空調設備による製造環境
1.2 品質リスクマネジメント
2. 空調設備におけるリスクマネジメント
2.1 リスクアセスメント事例
2.2 リスクコントロール事例
2.3 空調システム特有のリスク分析/評価上の注意点
3.品質リスクに影響を与える空調設備とその注意点
3.1 空調システム
3.2 その他トラブルに関する事前対応
4.空調設備の検証アプローチ
4.1 適格性評価の活用
4.2 空調設備の適格性評価
17節 アイソレータの仕様決定と基本的性能評価について
1.コンテインメント機器とその評価について
2.ケミカルハザードアイソレータ設計構築プロセス
3.ケミカルハザードアイソレータの基本性能評価について
3.1 内圧試験
3.2 排気能力(換気回数)
3.3 送風機の選定について
4.安全性評価
4.1 気密評価
4.1.1 酸素法
4.1.2 圧力変化法
4.1.3 定圧法
4.2 その他の評価方法
4.3 グローブブリーチ速度検査
4.4 HEPAフィルタ検査
4.4.1 HEPAフィルタの負荷適正検査
4.4.2 HEPAフィルタの透過率試験(エアロゾル負荷法)
5.作業環境の評価
5.1 照度試験
5.2 騒音試験
5.3 振動試験
6.粒子封じ込め性能評価測定
6.1 粒子封じ込め性能評価測定 要領
6.2 分析、浮遊粉塵濃度計算
18節 製薬用水設備のQRM(品質リスクマネージメント)
1.製薬用水システムに潜むリスク
1.1 動かないリスク
1.2 性能が出ないリスク
1.3 故障によるリスク
2.リスクはどこから
2.1 原水から流入
2.2 装置内から発生
2.2.1 前処理リスク
2.2.2 精製水装置リスク
2.2.3 蒸留器とリスク
3.外部から浸入する汚染
3.1 交換部品から汚染
3.2 タンクから汚染
3.3 外部と接するバルブから汚染
4.蒸留器リスクへの対応
4.1 膜によるpyrogen除去
4.2 3極行政における膜装置への対応
4.3 薬局方の調和とPIC/S査察
5.製薬用水リスクまとめ
5.1 精製水微生物汚染防止への考え方
5.2 WFIユースポイントにおける微生物汚染防止
6.水質悪化を知るには
7.限度値からの脱却
8.細やかな感覚を持つ
9. おわりに
19節 封じ込め設備の品質リスクマネジメント
1.封じ込め設備における品質リスクマネジメント 概要と実践
1.1 封じ込め設備におけるリスクマネジメント概要
1.2 実践
2.リスクベースアプローチに関する規制の背景
3.最近規制の概要
3.1 規制改正の動き
3.2 規制改正のポイント
3.3 その他
4.封じ込めプロジェクトにおけるリスクアセスメント
4.1 封じ込めプロジェクトの流れ
4.2 リスクアセスメント
5.共通基盤としての健康ベース曝露限界値
5.1 定義
5.2 計算式
5.3 曝露限界値の性格
5.4 健康ベース曝露限界値の課題
5.5 その他
6.健康ベース曝露限界値を基とするリスクアセスメントツール
6.1 封じ込めにおいて必要とされるツール
6.2 洗浄検討において必要とされるツール
7.リスクベースアプローチによる設計手法と洗浄バリデーション
7.1 リスクベースアプローチによる一次封じ込めの設計
7.2 二次封じ込め
7.3 リスクベースアプローチによる洗浄バリデーション
8.環境モニタリング
9.受委託製造におけるリスクコミュニケーション
9.1 毒性情報の開示
9.2 情報の共有と開示
10.今後の展開・課題
20節 バイオ医薬品製造のセルバンク管理におけるリスクマネジメント
1.セルバンク作製の概要
1.1 マスターセルバンク(MCB)とワーキングセルバンク(WCB)の製造
1.2. 動物細胞セルバンクと微生物セルバンクの違い
2.セルバンクの評価と保管
2.1 セルバンクの評価
2.2 セルバンクの保管
3.セルバンク製造および保管のリスクマネジメント
3.1 製造のリスク
3.2 保管のリスク
3.3 輸送のリスク
4.セルバンクの品質保証
21節 バイオ医薬品培養・精製設備の品質リスクマネジメント
1.リスクマネジメントとは何か
2.培養と精製設備の品質リスクマネジメント
2.1 単位操作、工程特性による切り分け
2.2 生産の一環としての品質リスクマネジメント: 培養工程
2.2.1 管理項目の設定における品質リスクマネジメント
2.2.2 管理項目に合致しない事例の品質リスクマネジメント
2.3 生産の一環としての品質リスクマネジメント: 精製工程
2.3.1 装置依存度の大きな精製工程
2.3.2 単位操作の組合せで構成される精製工程
3.人的・組織側面からの品質リスクマネジメント
22節 リスクベースアプローチに基づく細胞加工施設設計
1.再生医療等製品とその製造の考え方
2.GCTP省令
3.細胞・組織加工製品の多様性に対応した製造の考え方
4.工程手順の構築における細胞製造性の要求
5.施設設計の基本方針
6.現状の施設設計において生じている課題
7.施設の典型例
8.アイソレータ(閉止式設備)等を採用した施設
9.モジュール方式を利用した製造システムの提案
23節 倉庫管理におけるリスクマネジメント
1.倉庫とは
2.倉庫の建物
3.倉庫の動線計画ポイント
4.倉庫のゾーニング及び配置計画ポイント
5.構造設備に関わるGMP法規
6.倉庫の管理
7.倉庫に関するリスクマネジメント
24節 リスクベースアプローチに基づく製造環境モニタリング
1.無菌医薬品製造区域の環境モニタリング
1.1 製造環境のモニタリング関連情報の現状
1.2 環境微生物モニタリングの目的
1.3 環境モニタリングプログラムの作成
1.3.1 モニタリング対象
1.3.2 モニタリング頻度
1.3.3 サンプリング条件とサンプリングポイント
1.3.4 サンプリング方法
1.3.5 環境管理基準値
1.3.6 逸脱処理手順
1.4 環境微生物測定法
1.4.1 環境浮遊菌数測定法
1.4.3 落下菌数測定法
1.5 環境微粒子測定法
2.環境微生物の生菌数試験法
3.環境微生物の性状検査
4.環境微生物試験法のバリデーション
|