1節 病院における薬剤採用の考え方の違いとフォーミュラリー作成
1. 新薬の採用
2. 病院における薬剤選択の課題
3. 新たな薬剤選択に対する考え方
4. ジェネリック医薬品の採用
5. ジェネリック医薬品採用における課題
6.フォーミュラリー作成の今後
2節 病院におけるこれからのジェネリック医薬品採用の基本的考え方
1.ジェネリック医薬品開発の背景と将来
1.1 リニューアル医薬品
1.2 付加価値の評価
1.3 付加価値とは
1.4 高付加価値型ジェネリック医薬品の事例
2.病院での採用を考える。
2.1 製造と販売企業の把握
2.2 病院での判断資料
2.3 経済的効果の評価
2.4 付加価値の判断
2.5 採用後の評価
2.6 医療現場教育
3.新たな付加価値:低分子化合物による新たな医薬品開発の限界と新規ジェネリック医薬品の開発
3節 大学病院における新薬評価とフォーミュラリーの作成の実際
1.フォーミュラリーを作成するための薬剤師の基本理念であるファーマシューティカルケアの実践
2.フォーミュラリーを作成するための病棟薬剤業務について
3.ジェネリック医薬品の有効活用のためのフォーミュラリーについて
4.新薬評価について
5.フォーミュラリーについて
6.ファーマシューティカルケアの実践の経時的状況
4節 大分大学医学部附属病院における後発医薬品導入の取り組み〜抗悪性腫瘍剤の後発医薬品導入について〜
1.大分大学医学部附属病院における後発医薬品採用の条件
2.先発医薬品と後発医薬品との比較および後発医薬品間の安全性の比較方法
2.1治療学的安全性評価方法
2.2倫理的配慮
2.3利益相反
2.4統計処理
3.各薬剤における検討結果
3.1 DTXの先発品医薬品と後発医薬品の安全性の比較
3.2 オキサリプラチンの先発医薬品と後発医薬品の安全性の比較
3.3 パクリタキセルの後発医薬品間の調製効率と安全性の比較
5節 国立大学病院における後発医薬品導入の取り組み〜三重大学医学部附属病院での取り組み
1.背景
2.当院における医薬品採用の仕組み
3.切り替え対象とする先発医薬品の抽出
4.採用候補として検討するGE医薬品銘柄の選定及び除外の考え方
5.医薬品製造販売会社に求める情報や資料
6.薬事審議委員会 事務局(薬剤部 医薬品情報室)で独自に収集する情報
7.GE医薬品の銘柄選定の際に考慮する事項
8.GE医薬品比較時の留意点
9.GE医薬品への切り替えの周知
10. 当院におけるGE医薬品の採用状況
11.現在の院内の反応と今後の課題
6節 公立病院における後発医薬品導入の取り組み 〜射水市民病院の取り組み〜
1.はじめに
2.公立病院における後発医薬品採用のメリット
2.1患者負担の軽減
2.2. 病院経営における経済的メリット
3. 公立病院における後発医薬品採用のデメリット
3.1 病院経営に対する経済的影響を伴うデメリット
3.2 医療安全に対するデメリット
3.3 その他のデメリット(後発医薬品の流通状況)
4.当院における後発医薬品の採用方法
4.1 薬事委員会への後発医薬品の申請
4.2 選定基準
4.3 病院収益のシミュレーション
4.4 新規薬価収載品目
4.5一度に変更する品目の抑制による激変緩和
5.公立病院薬剤師の求める製剤工夫・包装改良
5.1 錠剤・カプセル剤に求められる製剤工夫・包装改良
5.2 散剤に求められる製剤工夫・包装改良
5.3 塗布剤に求められる製剤工夫・包装改良
5.4 貼付剤に求められる製剤工夫・包装改良
5.5 吸入剤に求められる製剤工夫・包装改良
5.6 点眼剤に求められる製剤工夫・包装改良
5.7 注射剤に求められる製剤工夫・包装改良
6.後発医薬品の選定とRMP
7. オーソライズド・ジェネリックに対する考え方
8.公立病院における後発医薬品選定の今後の展望
7節 私立大学病院における後発医薬品導入の取り組み〜帝京大学ちば総合医療センターの取り組み
1.当院の概要
2.後発医薬品の導入にかかわる組織と採用決定までの流れ
3.評価方法の立案
4.実際に経験した後発医薬品間の差別化
5.後発医薬品に関する要望
8節 著作権の都合上、掲載しておりません
9節 私立病院における後発医薬品導入の取り組み〜恵寿総合病院の取り組み
1.選定から移行までの流れ
1.1 医薬品の選定
1.2 医師対象のアンケート
1.3 抗悪性腫瘍薬の移行
1.4 抗菌薬の移行
1.5 薬事審議委員会
1.6 移行した結果
2 医師からの反対と説得
2.1 品質に対する不安
2.2 適応が異なる
2.3 理由が明確でない
2.4 先発医薬品を残したまま採用
2.5 どうしても変えられない薬
3.導入後の薬品管理と誤薬防止対策
3.1 設定と表記方法
3.2 院内職員に対する注意喚起
3.3 分包機、調剤棚の表記
3.4 製剤写真の貼り付け
3.5 移行状況確認表
3.6 別の後発医薬品へ
10節 薬局における薬剤の利便性によるジェネリック医薬品採用の考え方
1.はじめに
2.薬局におけるジェネリック医薬品の使用促進策
2.1ポイント-製薬会社
2.2 ポイント-医薬品の特徴
3.推奨ジェネリック医薬品選定における医薬品の利便性
3.1 使用用途の観点
3.2使用ターゲットの観点
11節 がん治療における薬剤採用の事情
1. レジメン審査と登録
1.1 レジメン申請書
1.2 レジメン管理と電子カルテ
1.3 抗がん剤プロトコル使用範囲
2. 院内薬事委員会
2.1 新規医薬品採用申請書
2.2 新規医薬品採用計画書
2.3 出来高算定とDPC
2.4 製造後販売調査
2.5 公知申請
2.6 後発品の選択
3.医薬品調査資料
3.1 曝露対策
3.2 携帯型注入器(インフューザーポンプ)
3.3 自然落下方式の医薬品注入コントローラ
3.4 PVCフリーラインと輸液ポンプ
3.5 バイアル外面保護、底面台座
3.6 簡易懸濁法
3.7 小冊子、パンフレット
4. 電子カルテメンテナンス
4.1 内服抗がん剤の検索方法
4.2 特殊用法コメントと副作用対策処方セット
4.3 規格分解マスタ
4.4 抗がん剤プロコル上の安全システム
4.5 がん患者指導管理料3、抗悪性腫瘍剤処方管理加算
12節 リウマチにおける薬剤採用の事情
1.関節リウマチ治療の変遷
2.関節リウマチの治療薬
2.1 経口抗リウマチ薬(DMARDs)
2.2 生物学的製剤先行品(boDMARDs)と生物学的製剤後続品(バイオシミラー:bsDMARDs)
3. 関節リウマチにおけるrecommendationとガイドライン
3.1 海外の関節リウマチ診断、治療に関わるrecommendation
3.2 本邦での関節リウマチガイドライン
4.当院における採用医薬品分類と取り扱い
13節 著作権の都合上、掲載しておりません |