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No.1902
機能性モノマーの選び方・使い方 事例集

- 耐熱性,光学特性,強靭性,柔軟性,密着性,撥水性-

■ 執筆者(敬称略)

三菱ケミカル(株)  村田直志 日本化薬(株) 山本和義
DIC(株) 有田和郎 藤倉化成(株)  最上洋和
日油(株) 福嶋光宏 大日精化工業(株) 佐藤浩正
信越化学工業(株) 服部初彦 DIC(株) 佐藤泰
(株)日立製作所 武田新太郎 (国研)産業技術総合研究所 佐藤浩昭
富士フイルム(株) 天生聡仁 大阪市立大学 佐藤絵理子
ソルベイ日華(株) 鶴見知昭 日本大学 根本修克
大阪ガスケミカル(株) 小西孝治 北海道大学 今井昭夫
京都大学  長谷川健 金沢大学 高橋憲司
大成ファインケミカル(株)   朝田泰広 (株)東ソー分析センター 香川信之
三菱ガス化学(株) 大野大典 関西大学  工藤宏人
大阪市立工業研究所  大塚恵子 関西大学  原田美由紀
(株)大城戸化学研究所 大城戸正治 KHネオケム(株) 権野明宏
(株)ダイセル  大野充 日産化学工業(株) 軍司康弘
横浜国立大学 大山俊幸 四国化成工業(株) 熊野岳 
山形大学 川口正剛 (株)日本触媒  金子知正
東京工業大学 石曽根隆 九州工業大学 金子大作
金沢工業大学 西田裕文 アルケマ(株)  宮保淳
旭硝子(株) 森澤義富 大阪ガスケミカル(株) 宮内信輔
ダイキン工業(株)  森田正道 九州大学 平井智康
山形大学 森秀晴 山口大学  鬼村謙二郎
東京工芸大学 松本利彦 住友ベークライト(株) 樫野智將
大阪府立大学  松本章一 日本ゼオン(株) 奥野晋吾
ビックケミー・ジャパン(株)   若原章博 大阪有機化学工業(株) 猿渡欣幸
千葉工業大学 柴田充弘 大阪大学 宇山浩
昭和電工(株)  室伏克己 信越化学工業(株) 山田哲郎
日本ゼオン(株) 坂東文明 金沢大学 鈴木栞
金沢大学 山岸忠明 三菱ケミカル(株) 加門良啓
東亞合成(株) 山口修平 徳島大学 田中均
九州大学 高原 淳 (株)クラレ 元田哲史
名古屋工業大学 大谷肇 (株)UBE科学分析センター 宮内 康次

■ 目  次


◇ 第1章 高分子合成、重合反応の基礎 ◇ 
第1節 高分子の合成反応の考え方
1.重合反応による高分子材料の分子設計
2.重合反応の種類と特徴
 2.1 付加重合
  2.1.1 ラジカル重合 
  2.1.2 アニオン重合
  2.1.3 カチオン重合
  2.1.4 配位重合
  2.1.5 開環重合
  2.1.6 付加重合におけるポリマー構造の設計
 2.2 重縮合
 2.3 重付加
 2.4 その他の重合反応
3.モノマー種から見た重合反応条件の選択
 3.1 オレフィン
 3.2 ビニル芳香族
 3.3 共役ジエン
 3.4 非共役ジエン
 3.5 置換エチレン
 3.6 シクロアルケン(環状オレフィン)
 3.7 不飽和カルボン酸
 3.8 不飽和カルボン酸エステル
 3.9 環状エーテル
 3.10 アルコール、フェノール、チオール、カルボン酸
 3.11 モノマーの選択と重合・共重合条件の選択
4.重合反応と重合形式
 4.1 重合反応プロセス
  4.1.1 塊状重合(バルク重合)
  4.1.2 溶液重合
  4.1.3 懸濁重合
  4.1.4 乳化重合
  4.1.5 気相重合
5.重合体の設計におけるモノマー・重合開始剤・重合プロセスの選定

第2節 高分子合成・重合の反応メカニズム
1. 高分子合成と重合反応
2. ラジカル重合
3. イオン重合
4. 逐次重合
5. 高分子反応

第3節 ラジカル、カチオン重合の反応機構
1.ラジカル単独重合
 1.1 開始反応
  1.1.1 アゾ化合物
  1.1.2 過酸化物
 1.2 成長反応
  1.2.1 天井温度
  1.2.2 成長反応のリビング化
  1.2.3 成長ラジカルの立体制御
 1.3 停止反応
 1.4 連鎖移動反応
2.嵩高いキャプトデイティブ置換モノマー
3.ラジカル開環重合
4.ラジカル共重合
 4.1 モノマーの反応性
 4.2 共重合機構
5.カチオン重合
 5.1 ビニルモノマーのカチオン重合
 5.2 リビングカチオン重合
6.カチオン開環重合
 6.1 環状エーテル、ホルマール、スルフィド、アミン
 6.2 ラクタム、ラクトン
 6.3 開環異性化重合


◇第2章 機能性モノマー、オリゴマーの新しい合成手法 ◇ 

第1節 RAFT 重合による硫黄含有官能基を利用した機能性高分子の分子設計
1.硫黄含有機能団を持つ共役ビニルモノマー類のRAFT重合
2.硫黄含有機能団を持つ環状ビニルモノマーのRAFT重合
3.S-ビニルモノマー類のRAFT重合
 3.1 S-ビニルスルホン酸エステル類のRAFT重合
 3.2 S-ビニルスルフィド類のRAFT重合
4.ビニルチオフェン誘導体のRAFT重合

第2節 共役ジエンとアクリロニトリルリビングラジカル共重合による機能性ニトリルゴムの合成
1.リビングラジカル重合
2.開発の動機
3.遷移金属によるリビングラジカル重合
4.ルテニウム触媒による重合
5.鉄触媒による重合

第3節 ポリメチルメタクリレート(PMMA)ブラシの立体規則性制御とその構造・機能評価
1.表面開始重合法に基づくポリマーブラシの調製
1.1 ATRPによるポリマーブラシの調製
1.2 RAFTによるポリマーブラシの調製
1.3 NMPによるポリマーブラシの調製
2.リビングアニオン重合法に基づく立体規則性PMMAブラシの調製
3. PMMAブラシの機能(フラーレン(C60)の導入)

第4節 ジビニルモノマーのラジカル重合による機能性ハイパーブランチポリマーの合成
1.ラジカル重合による多官能ハイパーブランチポリマーの合成
2.多官能ハイパーブランチポリマーの熱的性質
3.多官能ハイパーブランチポリマーの熱硬化機構
4.分解性基を導入した多官能ハイパーブランチポリマー

第5節 環状骨格を主鎖に有するフェノール系ポリマーの合成
1.ヒドロキノン型カリックス[6]アレーン (HQ[6])を
マクロモノマーとした高機能性ポリマーの合成
 1.1 合成
 1.2 塩化セバコイルとの重縮合
 1.3 ホルムアルデヒドとの付加縮合
 1.4 キノン型カリックス[6]アレーン(Q[6])とジアミンとの重付加
2.ヒドロキノン型カリックス[6]アレーンポリマーの熱的性質
3.ヒドロキノン型カリックス[6]アレーンポリマーの
アルカリ金属イオン捕捉能

第6節 新規ナフチレンエーテルオリゴマーの合成,実用化
1.開発コンセプトと分子設計
2. 実 験
 2.1 原料
 2.2 測定
  2.2.1 構造解析と物理性状
  2.2.2 硬化物物性
 2.3 合成
  2.3.1 ジヒドロキシナフタレンにおける
    OH基の位置が重合度に及ぼす影響の調査
  2.3.2 ナフチレンエーテルオリゴマー(NEO-G5)の合成
 2.4 硬化物試験片の作製
  2.4.1 硬化剤を用いた重付加型硬化物の作製
  2.4.2 触媒を用いたエポキシ樹脂の自己重合型硬化物の作製
3.結果と考察
 3.1 合成
  3.1.1 ジヒドロキシナフタレンにおける
 OH基の位置が重合度に及ぼす影響の調査
  3.1.2 ナフチレンエーテルオリゴマー(NEO-G5)の合成
  3.1.3 ナフチレンエーテルオリゴマー型
エポキシ樹脂(E-NEO-G5)の合成
 3.2 基本物性
  3.2.1 物理的耐熱性
  3.2.2 化学的耐熱性
  3.2.3 熱膨張係数
  3.2.4 難燃性

第7節 機能性シリコーンオイルの合成
1.シリコーンオイル
 1.1シリコーンの性質
 1.2 シロキサンの合成
 1.3シリコーンオイル
2.反応性変性シリコーンオイル
 2.1 反応性変性シリコーンオイルの分類
 2.2 反応性変性シリコーンオイルの構造
 2.3 反応性変性シリコーンオイルの合成
 2.4 反応性変性シリコーンオイルの種類
  2.4.1 アミノ変性シリコーンオイル
  2.4.2 エポキシ変性シリコーン
  2.4.3 カルボキシル変性シリコーンオイル、酸無水物変性シリコーンオイル
  2.4.4 カルビノール変性シリコーンオイル、フェノール変性シリコーンオイル
  2.4.5 メルカプト変性シリコーンオイル
  2.4.6 (メタ)アクリル変性シリコーンオイル
  2.4.7 ポリエーテル変性シリコーンオイル

第8節 リグニンを原料としたリグノモノマーの生産
1.化学物質としてのリグニンのバイオリファイナリー
 1.1 リグニン構造の特徴
 1.2 リグニン由来の低分子ケミカルス
2.ヒドロキシラジカルを用いたリグニンの酸化分解法
 2.1 マイクロ波加熱を利用したラジカル分解法
 2.2 水可溶性低分子化合物および水不溶性残渣収率
 2.3 ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)による水可溶成分の分析
  2.3.1 リグニン由来の水可溶性低分子化合物の同定分析
  2.3.2 定量分析による低分子化リグニンの収量の変化
3.OHラジカルによるリグニン低分子化機構の考察
 3.1 FT-IRから推察されるリグニン末端のカルボニル化
 3.2 リグニンの主要結合の開裂,末端官能基の変換機構


◇ 第3章 各社の機能性モノマーの種類、特徴 〜構造、反応性、用途など〜 ◇ 
第1節 多官能アクリレートの設計、種類、構造
1.UV/EB硬化インキの役割と構成
2.ラジカル重合系の硬化インクに用いるモノマーおよびオリゴマー
 2.1 単官能モノマー
 2.2 二官能モノマー
 2.3 多官能モノマー
 2.4 側鎖にアクリル基を配するポリマー(フォトポリマー)
 2.5 ウレタン(メタ)アクリレート(またはオリゴマー)
 2.6 酸エポキシ系ポリアクリル(メタ)アクリレート(オリゴマー)
 2.7 デンドリマーアクリレートハイパーブランチポリマー

第2節 アクリル系モノマーの合成方法と種類、応用展開
1.アクリル系モノマーの生産動向
2.アクリル系モノマーの合成方法
 2.1 MMAの合成方法
 2.2 アクリル酸の合成方法
 2.3 アクリル系モノマー類の合成方法
 2.4 重合防止技術
3.アクリル系モノマーの種類と用途
 3.1 メタクリル酸およびアクリル酸
 3.2 アルキルアクリル系モノマー
 3.3 環状構造及びビニル基含有アクリル系モノマー
 3.4 ヒドロキシ基(水酸基)含有アクリル系モノマー
 3.5 ジアルキルアミノ基含有アクリル系モノマー
 3.6 フルオロアルキルアクリル系モノマー
 3.7 多官能アクリル系モノマー
4.アクリル系モノマーの性質
 4.1 粘度
 4.2 吸湿性
 4.3 ガラス転移温度(Tg)
 4.4 屈折率
 4.5 皮膚刺激性

第3節 UV硬化樹脂系モノマー・オリゴマーの種類、特徴と応用事例
1.UV硬化反応のモノマー・オリゴマー
 1.1 アクリレート樹脂の光硬化
 1.2 アクリレート樹脂の重合反応
2.アクリレートモノマー
 2.1 モノマー・オリゴマーの種類と役割
 2.2 アクリレートモノマー
 2.3 難燃性リン系モノマー
3.オリゴマー
 3.1 エポキシアクリレート
  3.1.1 エポキシアクリレートの主な用途と市場
  3.3.2 エポキシアクリレートの合成と構造
  3.3.3 酸変性エポキシアクリレート
4.今後の開発動向

第4節 アクリル酸エステルモノマーとオリゴマー
1.アクリル系
 1.1 はじめに
 1.2 単官能アクリレート
 1.3 (メタ)アクリレート
  1.3.1 オリゴマー

第5節 ウレタンアクリレート用多官能アクリレート
1.ウレタンアクリレート用水酸基含有アクリレート
 1.1 水酸基含有多官能アクリレートの種類
 1.2 高水酸基価多官能アクリレート(開発品)
 1.3 多官能ウレタンアクリレートの塗膜物性
2.ウレタンアクリレート用反応性希釈剤
 2.1 反応性希釈剤の種類
 2.2 低粘度多官能アクリレート(開発品)

第6節 グリシジルメタクリレートの化学的性質、反応性
1.グリシジルメタクリレートとは
 1.1 一般的性質
 1.2 製法
 1.3 利用の基本概念
2.グリシジルメタクリレートポリマー
 2.1 グリシジルメタクリレートポリマーの特徴
 2.2 ホモポリマーの熱安定性について
 2.3 各種コポリマーの性状 
3.グリシジルメタクリレートのエポキシ基の変性
 3.1 (メタ)アクリル酸による変性
 3.2 不飽和脂肪酸による変性
 3.3 水による開環
 3.4 3級アミン塩による変性
 3.5 その他の変性反応
4.グリシジルメタクリレートの応用例

第7節 新規イソシアネートモノマー類の構造とそれを用いた硬化物特性
1.イソシアネートモノマー類とは
2.イソシアネートモノマーの構造設計     
3.イソシアネートモノマーの諸特性
3.イソシアネート基の付加反応性
 3.1 UV硬化性
 3.2 密着強度
 3.3 破断強度と伸び率
 3.5 イソシアネートモノマー類の構造と硬化特性
4.ポリマー側鎖に付加した場合の諸特性
5.ブロックイソシアネートモノマーによる付加反応
6.イソシアネートモノマーの単独重合体  
7.イソシアネートモノマーのチオール付加体の特性

第8節 シランカップリング剤の種類、特性と樹脂改質剤としての応用
1.シランカップリング剤の構造と種類
2.無機材料表面に対する作用機構
3.有機樹脂に対する作用機構と選定方法
4.シランカップリング剤の使用方法
5.各種シランカップリング剤の使用例
 5.1 ビニルシランの使用例
 5.2 エポキシシラン
 5.3 アミノシラン
 5.4 (メタ)アクリルシラン
 5.5 メルカプトシラン
 5.6 イソシアネートシラン

第9節 テトラヒドロフラン環を主鎖に形成する環化重合性モノマー
1.環化重合の特徴・課題
2.AM-A類の基礎特性・特徴
 2.1 モノマー構造・性状
 2.2 重合特性
  2.2.1 環員数,環化率,重合度
  2.2.2 重合活性
 2.3 主鎖構造の特性
  2.3.1 ガラス転移温度(Tg)と屈曲性
  2.3.2 接着性
  2.3.3 熱分解・熱着色耐性
3.応用例


◇ 第4章 高熱伝導性、耐熱性の向上事例 ◇ 


第1節 ビスマレイミド添加フェノキシ樹脂の後架橋による高耐熱化
1.ビスマレイミド添加フェノキシ樹脂組成物の反応挙動
 1.1 ビスマレイミド添加フェノキシ樹脂組成物の調整
 1.2 熱処理によるフェノキシ樹脂中におけるビスマレイミドの反応
2.ビスマレイミド添加フェノキシ樹脂組成物の化学的耐熱性

第2節 トリアジン骨格を有するエポキシ樹脂/マレイミド樹脂の高耐熱性向上
1.アリル樹脂/エポキシ樹脂変性マレイミドの設計
 1.1 アリル化エポキシ樹脂の硬化特性
 1.2 変性マレイミド樹脂の硬化物物性
2.トリアジン環構造を有する
  アリル化エポキシ樹脂変性マレイミドによる高耐熱・信頼性化
3.マレイミド樹脂を用いた成形材料への応用

第3節 液晶構造の導入による 高熱伝導・強靭性エポキシ樹脂の開発
1.メソゲン基の構造とエポキシ樹脂の配向構造形成
2.メソゲン骨格液晶性エポキシ樹脂の低融点化と強靱性
3.配列構造形成を利用した高熱伝導コンポジットの調製

第4節 ターフェニル構造を有する 高耐熱、高難燃エポキシ樹脂の開発
1. 高耐熱エポキシ樹脂
 1.1 エポキシ樹脂の高耐熱化に関する分子設計
 1.2 高耐熱化の課題
2.ターフェニル骨格含有多官能エポキシ樹脂(E-MT)
 2.1 分子設計・合成
 2.2 基本物性
  2.2.1 耐熱性(ガラス転移温度)
  2.2.2 難燃性
  2.2.3 熱伝導性

第5節 トリグリシジルイソシアヌレートによる耐熱性向上技術
1.TEPICの特徴
2.各用途と硬化物物性
 2.1 粉体塗料分野
 2.2 電気電子材料分野

第6節 グリコールウリル、イソシアヌル酸誘導体による樹脂の透明・高耐熱化技術
1.開発の背景
2.イソシアヌル酸、グリコールウリル誘導体の特徴
3.使用方法
4.イソシアヌル酸誘導体
5.TG-G(エポキシタイプ)
6.TS-G(チオールタイプ)
7.TM-G(メタクリルタイプ)
8.TA-G、DAG-G(アリルタイプ)
9.今後の展開

第7節 アダマンタン骨格を有するポリシロキサン誘導体の合成と熱物性
1.ポリシロキサンの基礎化学
 1.1 ポリ(シルアリーレンシロキサン)誘導体の合成と熱物性
2.アダマンタン骨格を主鎖中に有する
ポリ(シルアリーレンシロキサン)誘導体
 2.1 モノマー合成
 2.2 ポリマー合成
 2.3 ポリマーの熱物性
3.アダマンタン骨格を側鎖部位に有する
ポリ(シルアリーレンシロキサン)誘導体
 3.1 モノマー合成
 3.2 ポリマー合成
 3.3 ポリマーの熱物性

第8節 アダマンチル基を有するアクリル系ブロック共重合体の設計と耐熱透明性の向上
1.耐熱透明性向上のためのアクリルポリマーの設計
2.アダマンチル基の導入によるポリマーの耐熱性向上
3.AdAを含むブロックコポリマーの合成と物性
4.AdA/DiPFランダムコポリマーの合成と物性

第9節 含フッ素アダマンタン誘導体の合成、官能基変換と反応性
1.部分フッ素化アダマンタン誘導体の合成
2.ペルフルオロアダマンタン誘導体の合成
3.反応性モノマーへの変換反応

第10節 アダマンタン骨格を導入したポリマーの合成と機能性向上
1.高分子反応による合成
2.α-オレフィン類またはアルキン類の重合による合成
3.(メタ)アクリル酸エステル類の重合による合成
4.アクリルアミド類の重合による合成
5.ビニルエーテル類の重合による合成
6.1,3-ブタジエン類の重合による合成
7.スチレン類の重合による合成

第11節 アラルキル骨格を有する シアネートの合成と難燃性の向上技術
1.アラルキル骨格を有するシアネート樹脂の開発
 1.1 シアネート樹脂について
 1.2 樹脂の難燃化について
 1.3 シアネート樹脂の誘電特性について
 1.4 アラルキル骨格を有するシアネート樹脂の合成評価
  1.4.1 耐熱性評価(ガラス転移温度)
  1.4.2 誘電特性
  1.4.3 難燃性
  1.4.4 吸水率
 1.5 シアネート樹脂混合硬化物の物性評価


◇ 第5章 モノマー導入による透明性向上、高屈折率化技術 ◇

第1節 フルオレン骨格による樹脂の高屈折、高耐熱化
1.屈折率と耐熱性を高めるには
2.フルオレンアクリレートの特徴
 2.1 溶剤溶解性
 2.2 高屈折率×高Tg
 2.3 高屈折率×耐熱黄変性
 2.4 高屈折率・高Tg×低カール
 2.5 高屈折率×低アウトガス(高熱分解温度)
 2.6 高屈折率×高鉛筆硬度
 2.7 高屈折率×耐傷つき性

第2節 脂環式ポリイミドの特徴と透明性の向上

第3節 環状イミドポリマーを用いた光機能材料
1.環状イミドの特徴
2.環状イミドの合成法
4.環状ポリイミドの合成法:重縮合系
5.N-置換マレイミドの付加重合法
6.遷移金属触媒を用いた共役高分子
7.主鎖にマレイミドとフルオレンユニットを含んだ
共役コポリマーの合成

第4節 環状オリゴマーの機能性化と光学特性の向上
1.環状イミドの特徴
2.環状イミドの合成法
3.環状ポリイミドの合成法:重縮合系
4.N-置換マレイミドの付加重合法
5.遷移金属触媒を用いた共役高分子
6.主鎖にマレイミドとフルオレンユニットを含んだ
共役コポリマーの合成


◇ 第6章 機能性モノマーによる柔軟性、硬度のコントロール ◇ 

第1節 新規光硬化性エラストマーによる硬化性、柔軟性の両立
1.液状ポリイソプレンメタクリレート
 1.1 液状ポリイソプレンメタクリレートの硬化性
 1.2 硬化物の基礎物性
  1.2.1 ポリイソプレンメタクリレート硬化物の柔軟性
  1.2.2 吸湿性
2.ポリイソプレンメタクリレートを用いた粘接着材の設計
 2.1 硬化物の応用物性
 2.2 (メタ)アクリルモノマーとの併用
3.高付加価値化への構想


第2節 メタクロイル基導入による透明性、硬度の両立
1.UV硬化アクリルモノマー,オリゴマー
2.UV硬化アクリル樹脂の設計について
 2.1 アクリルモノマー
 2.2 アクリル樹脂の設計
 2.3 UV硬化アクリル樹脂の合成
 2.4 UV硬化アクリル樹脂の設計の幅について
3. 光学フィルム用向けUVアクリル樹脂の低収縮性を使用した例
 3.1 反射防止フィルム
 3.2 塗膜物性

第3節 シリコーン変性ポリウレタンの合成、ナノファイバーへの応用
1.ナノファイバー
2.エレクトロスピニング法
3.シリコーン変性ポリウレタン
 3.1 反応性シリコーン成分の合成法19)
 3.2 シリコーン変性ポリウレタンの合成
4.シリコーン変性ポリウレタン系ナノファイバー
 4.1 シリコーン変性ポリウレタン系ナノファイバーの製法
 4.2 シリコーン変性ポリウレタン系ナノファイバーの性質
 4.3 エレクトロスピニング法によるナノファイバーの量産装置
 4.4 シリコーン変性ポリウレタン系ナノファイバーの応用例


◇ 第7章 機能性モノマーによる界面コントロール技術  〜密着性、接着性、相溶性、撥水性〜 ◇ 
第1節 ダイマー酸ポリアミドによるジアリルフタレート樹脂の金属接着性改善
1.ダイマー酸ポリアミド
2.接着性
3.耐熱性
4.硬化物の相構造

第2節 フルオロアクリレート系ポリマーの撥水性向上
1.撥液性の評価方法
2.転落角
3.転落速度
4.おわりに

第3節 グラフト化に用いられるポリマー、モノマーの種類と樹脂の密着性、相溶性向上
1.グラフトによるポリオレフィンの変性
2.木質繊維材料の分散・コンポジット
3.ガラス繊維の分散、コンポジット
4.耐衝撃性を向上させる添加剤
5.有機顔料の濡れ及び分散

第4節 スチレン−アクリル系トリブロックポリマーの合成と粘着剤への応用
1.リビングラジカル重合
 1.1 リビングラジカル重合の種類
 1.2 RAFT重合
 1.3 RAFT重合合成例
 1.4 トリブロックポリマーによる新規粘着剤の実用化

第5節 植物由来モノマーによる植物由来接着剤の開発
1.ムール貝の接着
2.貝類を模倣したバイオ接着剤
3.エポキシ樹脂を超える接着強度
4.生体安全性の確認
 4.1 細胞活性試験(MTT assay試験)
 4.2 細胞分化への影響(ALP活性試験)
5.体内で使用するための性能付加
 5.1 疎水性の制御
 5.2 親水性の制御
6.水酸基の追加

第6節 半導体レジスト材料レジストモノマー
1.リソグラフィープロセス
2.リソグラフィープロセスとモノマーユニット
3.脱離型モノマー
4.ラクトン型モノマー


◇ 第8章 機能性モノマーによる樹脂の強靭化 ◇ 

第1節 改質剤ポリマーのin situ重合法による熱硬化性樹脂の強靭化
1.In situ重合法によるエポキシ樹脂の強靱化
 1.1 酸無水物硬化エポキシ樹脂の強靭化
 1.2 アミン硬化,フェノール硬化エポキシ樹脂の強靭化
 1.3 脂環式エポキシ樹脂の強靭化
2.In situ重合法によるベンゾオキサジン樹脂の強靭化
3.In situ重合法によるシアナート樹脂の強靭化

第2節 高靱性を有するチオール変性マレイミド樹脂
1.長鎖脂肪族ユニットを持つポリチール
2.硬化挙動
3.動的粘弾性挙動
4.硬化物物性

第3節 ケイ素系骨格からなる高温耐久性に優れた新規な熱硬化性樹脂
1.分子設計
 1.1 主骨格の設計
 1.2 架橋点の設計
 1.3 架橋反応の選択
2.実験
3.結果と考察
4.今後の課題

第4節 ダイアセトンアクリルアミド(DAAM)導入による塗膜の強靭性、耐汚染性の向上
1.DAAMの構造と特徴
2.カルボニル/ヒドラジド架橋
 2.1 水性1液常温架橋
 2.2 ラテックスへの適用
  2.2.1 アクリルラテックスの成膜過程と架橋
  2.2.2 塗膜物性への架橋の効果
  2.2.3 複合架橋系の提案
 2.3 コロイダルディスパージョンへの適用

第5節 光硬化ひまし油アクリレートによるバイオマスプラスチックの力学特性向上
1.テルペン由来アクリレート樹脂/メタクリロイル基置換ポリシルセスキオキサン光硬化物の物性
2.ひまし油アクリレート樹脂/メタクリロイル基置換ポリシルセスキオキサン光硬化物の物性

第6節 ヒマシ油由来モノマーを用いたポリアミドの高機能化
1.ポリアミドとは
2.バイオポリアミドの基礎原料−ヒマシ油
3.バイオポリアミドの歴史と現在
4.バイオポリアミドの物性
5.バイオポリアミドの現状と課題
6.バイオポリアミドの将来−さらなる発展のために

 


◇ 第9章 機能性モノマーによる 水性樹脂の機能性向上 ◇ 
第1節 水溶性多官能アクリルアミドモノマーの特性
1.目標性能と既存技術の関係
2.新規技術の開発
3.モノマーの開発
 4.1 硬化性の評価
 4.2 水溶性の評価
 4.3.安定性の評価
 4.4.安全性の評価
4.各種性能の詳細評価
5.その他の化合物情報
 5.1.硬化収縮率の測定
 5.2.物性
5.その他の化合物情報
6.期待される効果・性能
7.想定される用途
8.モノマーラインナップ

第2節 リン酸エステル系モノマーによる水性樹脂の高耐久化
1.樹脂の水性化手法
2.乳化重合における機能性モノマーの使用方法
 3.1 接着促進モノマーを用いる方法
 3.2 反応性乳化剤を用いる方法
 3.3 反応性乳化安定剤を用いる方法

第3節 ポリカーボネートジオールによる水性ポリウレタンの特性向上
1.ポリウレタンとは
2.ポリイソシアネートの種類と反応性
3.ポリオール成分とカーボネートジオールの紹介
 3.1 ポリオール
 3.2 ポリカーボネートジオール
4.水系ポリウレタンの製造方法
5.ポリカーボネート系ポリウレタンディスパージョンの
   製造方法
6.ポリカーボネート系ポリウレタンディスパージョンの
     物性向上、架橋システム
7.応用事例


◇ 第10章  モノマーの構造、組成、反応解析技術 ◇ 
第1節 熱分解 GC-MS によるポリマーの構造、組成分析
1.熱分解GCのシステム構成
 1.1 熱分解装置
 1.2 分離カラム
 1.3 検出器
2.高分子分析への熱分解GCの適用例
 2.1 ポリマーブレンドおよび共重合体の組成分析
 2.2 共重合体の連鎖構造解析
 2.3 高分子の微細構造解析
3.反応熱分解GCによる解析
 3.1 ポリカーボネートの末端基,共重合組成の同時定量
 3.2 アクリル系紫外線硬化樹脂の
架橋ネットワーク構造解析
 

第2節 NMR法によるモノマーの構造解析
1.機能性高分子材料:MA-g-PO
 1.1 MA-g-POとは
 1.2 グラフトMAモノマー構造解析の従来法と新規解析法
2.高感度二次元相関NMR法による
微量グラフトモノマー構造の直接解析
 2.1 高濃度溶液作成およびNMR実験条件
 2.2 各種二次元相関NMR法による構造解析
3. NMRパルステクニックを駆使した
重合型グラフトモノマーの構造解析
 3.1 NMR実験手順
 3.2 1H NMRスペクトル
 3.3 13C DEPTスペクトル
 3.4 1H-1H DQF-COSYスペクトル
 3.5 1H T2-edited spectroscopy
 3.6 各種グラフト構造

第3節 高分解能質量分析を用いた機能性ポリマー材料の構造解析
1.高分解能質量分析装置
2.精密質量に基づく化学構造解析
3.精密質量分析におけるデータ解析

第4節 赤外分光法によるフルオロアクリレートポリマーの構造解析
1.パーフルオロアルキル化合物のIR分光
2.基準振動のRf鎖長依存性
3.フルオロアクリレート薄膜の構造解析

第5節 分子量分布と共重合体における組成分布
1.高分子の分子量測定法
 1.1 サイズ排除クロマトグラフィーの概要
2.液体クロマトグラフィーによる高分子の組成分離
 2.1 HPLCによる高分子の組成分離
3.共重合体の組成分布分析法
 3.1 分子量分画試料の構造解析
 3.2 SEC/FT-IRによる構造解析
 3.3 2次元HPLCによる構造解析

第6節 分子量・分子量分布と分岐点や鎖末端の解析
1.高分子鎖の形態
2.線状高分子鎖の広がり
3.長鎖分岐高分子

 

◇ 巻末付録 本書に掲載されているモノマーの特性別索引 ◇