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「COSMETIC STAGE」 2022年10月号

 

■ 特集1 皮膚内部の構造,成分の評価法

ヒト皮膚への目的物質の浸透評価
東京都立産業技術研究センター

1.はじめに
2.皮膚へ塗布した物質の浸透評価
 2.1 in vivo 共焦点ラマン分光の原理
 2.2 物質のスペクトル取得
 2.3 皮膚への塗布および測定条件
 2.4 塗布後の皮膚のラマンスペクトル
 2.5 専用ソフトを用いた浸透解析
3.皮膚組成物の深度分布変化の評価(尿素の単回塗布試験)
4.測定時の注意点
5.浸透物質の皮膚内分布の可視化−イメージング質量顕微鏡− 
6.おわりに

ヒト皮膚組織内のメラニン色素の可視化
東北大学大学院  (株)コーセー研究所

1.はじめに
2.「M-INK」によるメラニン色素の可視化法の確立〜 M-INK の調製法
3.ヒト皮膚組織切片におけるメラニン色素の可視化
4.おわりに

生体組織中のコラーゲン線維の可視化
徳島大学

1.はじめに
2.測定原理
3.実験装置
4.実験結果
 4.1 切片サンプルの計測
 4.2 ヒト頬における真皮コラーゲンのin vivo計測
 4.3 皮膚老化による真皮コラーゲン線維構造の変化
5.まとめ

 

■ 特集2 加速試験による化粧品の安定性評価とアレニウス式活用

安定性試験 (加速試験) における製品の安定性評価
東京理化学テクニカルセンター(株)

1.はじめ
2.安定性試験の方法
 2.1 安定性試験の目的
 2.2 化粧品・医薬部外品の安定性試験を実施する場合のガイドライン
3.安定性試験の実施方法
 3.1 安定性試験用恒温槽の温湿度と記録
 3.2 安定性試験で用いられる評価項目
 3.3 安定性試験での明確な品質の変化
 3.4 安定性試験での測定ロット
4.安定性試験で実際に起きた変
 4.1 成分の分離,凝集が認められた例
 4.2 変色,色調の変化が認められた例
 4.3 有効成分の変化(1)
 4.4 有効成分の変化(2)
 4.5 有効成分の変化(3)
 4.6 成分の水分量測定の例
5.おわりに

化粧品の特徴を考慮した上で, 1次反応を参照したアレニウス式の活用
(株)ウテナ

1.はじめに
2.化粧品の安定性評価方法
3.化粧品の経時安定性評価
4.反応速度論の概要
5.1次反応とは
6.1次反応系におけるアレニウス式の活用 
7.まとめ



安定なエマルション調製のための最適乳化剤 選定と安定性評価−現状と将来展望 その 1
(株)ミルボン

1.はじめに
2.HLB 方式による乳化剤の選定とその最適化指針
 2.1 HLB 値と水に対する溶解性および主機能・応用
 2.2 HLB 方式による乳化剤の選択方式
 2.3 油相の所要 HLB 値の決定
 2.4 混合油性基剤の所要 HLB 値の算出法
 2.5 乳化剤の HLB 値および混合乳化剤の HLB 値の算出法
 2.6 混合油性基材に対する乳化剤選定の最適化指針
3.乳化剤選定の将来展望
 3.1 HLB 値に対する作用因子
 3.2 HLB 法の用途開発

 
■ トピック記事

非イオン界面活性剤が形成するαゲルの構造と物性解析
三洋化成工業(株)

1.はじめに
2.非イオン界面活性剤を用いた α ゲルの構造・物性評価
 2.1 αゲルの調製方法
 2.2 非イオン界面活性剤の親水基構造が α ゲルの構造・物性に及ぼす影響
 2.3 αゲルの構造・物性に影響を与える因子
3.化粧品製剤としての α ゲルの機能
 3.1 SPF ブースター効果
 3.2 紫外線吸収剤の経皮浸透抑制効果
 3.3 日焼け止め製剤における α ゲルの役割
4.おわりに

ベイズ統計学の特徴および有用性
帝京大学

1.はじめに
2.ベイズ統計学の特徴
 2.1 三種類の確率概念
 2.2 ベイズの定理
3.ベイズ統計学の不思議:三囚人問題
4.ベイズ統計学の有用性
 4.1 標本理論との違いについて
 4.2 自由度あるいはサンプルサイズについて
 4.3 情報のアップデートについて
5.おわりに:従来の批判を超えて

官能評価用語を必要としない感触評価手法の開発と化粧水への応用
東京工科大学 

1.はじめに
2.化粧品の塗布感触の一般的な官能評価方法
 2.1 感触用語
 2.2 感触用語を用いたセマンティック・ディファレンシャル法による官能評価
3.感触用語を用いない塗布感触の評価方法
 3.1 三点識別比較試験
 3.2 感触評価に用いる保湿剤水溶液の濃度設定
 3.3 三点識別比較試験の正答率からの群分類
 3.4 感触認知の要因となる物性の解明
4.おわりに

皮膚線維芽細胞におけるコラーゲン発現に関与する microRNA
長崎大学

1.はじめに
 1.1 microRNA とは
 1.2 線維化と microRNA
 1.3 皮膚の線維化(瘢痕とケロイド)
2.研究方法と結果
 2.1 サンプル収集
 2.2 microRNA 発現解析
 2.3 microRNA の標的遺伝子の検索
 2.4 miR-196a の機能分析
3.まとめ

特許からみた,化粧品新素材