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「COSMETIC STAGE」
2025年6月号
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■ 特集1 〜化粧品原材料の担当者が知っておきたい最新知識〜
ピッカリングエマルションの化粧品製剤への活用
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@ ピッカリングエマルションの特性と化粧品への応用
ポーラ化成工業(株)
1.はじめに
2.ピッカリングエマルションの特性
2.1 油水界面への微粒子の吸着エネルギー(接触角)
2.1.1 微粒子の表面改質による接触角制御
2.1.2 油剤の種類による接触角制御
2.2 エマルション状態の制御による安定化
2.2.1 体積分率(内相率)
2.2.2 作製プロセスと攪拌条件
2.3 ピッカリングエマルションによって安定化しやすい特殊な乳化領域
2.3.1 Liquid-in-Air分散系
2.3.2 マルチプルエマルション
3.おわりに
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A ピッカリングエマルションを用いた革新的な制汗パウダースプレーの開発
(株)マンダム
1.はじめに
2.実験
2.1 粉体と油剤の組合せ検証
2.2 沈降速度抑制に関する検証とモデル処方作製
2.3 W/O-PEの崩壊性評価
2.4 接触角の測定
2.5 乾燥被膜の耐水性評価
2.6 制汗効果の測定
2.7 統計解析
3.結果
3.1 粉体と油剤の組合せ検証
3.2 沈降速度抑制に関する検証とモデル処方作製
3.3 W/O-PEの崩壊性評価
3.4 接触角の測定
3.5 乾燥被膜の耐水性評価
3.6 制汗効果の測定
4.考察
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B セルロースナノファイバーによるピッカリングエマルションの形成と安定化メカニズム
第一工業製薬(株)
1.はじめに
2.CNFの乳化機能
2.1 CNFによるエマルション形成のメカニズム
2.2 CNFによるエマルションの安定化
2.3 エマルションの形態観察
2.4 乳化可能な油の構造からの推測
2.5 乳化への添加剤の種類と量の影響
2.6 乳化における添加剤の配合順の影響
3.さいごに
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■ 特集2 シミ、くすみの最新メカニズムと化粧品開発
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@ ヒトの皮膚常在細菌を利用したチロシナーゼ阻害剤の探索
東京理科大学
1.はじめに
2.皮膚常在細菌の探索と活性本体の同定
3.構造活性相関解析と docking simulation
4.培養細胞を用いた毒性と活性の評価
5.おわりに
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A Pmel17のアミロイド化の制御によるメラニン合成の抑制
山陽小野田市立山口東京理科大学
1.はじめに
2.成熟メラノソームの形成とPmel17タンパク質
2.1 4段階からなる成熟メラノソームの形成
2.2 Pmel17タンパク質とアミロイド線維
3 Pmel17のアミロイドの形成を防止するペプチドの添加によるメラニン産生の抑制効果
3.1 Pmel17のアミロイドの形成に対する抑制効果
3.2 メラニン産生の制御 |
B スイゼンジノリ由来の紫外線吸収物質 「サクリピン」のスキンケア作用
名城大学
1.はじめに
2.サクリピンの化学構造と化学的安定性
3.サクリピンの有用作用
3.1 サクリピンの紫外線吸収能
3.2 サクリピンの美白効果
3.3 サクリピンの抗シワ効果
3.4 サクリピンの血圧上昇抑制作用
4.おわりに |
C スキンケアに利用可能なアスコルビン酸誘導体の開発
徳島大学
1.はじめに
2.アスコルビン酸(ビタミンC)
2.1 コラーゲン合成の促進作用
2.2 抗酸化作用
2.3 メラニン生成の阻害作用
3.プロビタミンC剤
4.ビタミンC類似体
5.脱顆粒抑制作用を示すアスコルビン酸誘導体
6.おわりに
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■ トピック記事 |
@ 骨と肌の健康を保つカルシウムサプリメント
近畿大学
1.はじめに
2.Ca補給食品の腸管Ca吸収性試験
3.牛乳とUNICALTMの尿Ca排泄速度の比較
4.気圧が尿Ca排泄に与える影響
5.ナノ粒子化したUNICALTMと炭酸カルシウムの摂取試験
6.考察と結論
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A 化粧品開発のための官能評価体制の構築と運営
(株)日本オリエンテーション
1.はじめに
2.商品の感性価値とその記述ツールとしての官能評価
2.1 身近だが捉えにくい感性価値の考察
2.2 官能評価の現状,巷間での実像
2.3 感性価値の記述ツールとしての官能評価
3.感性価値の定量化と視覚化 ―QDAの作成に向けてー
3.1 QDA(定量的特性描写法)の作成準備
3.2 ことば(官能変数)の選定・定義
3.3 目盛り(官能尺度)の設定
4.官能評価体制の構築
4.1 評価体制の概要
4.2 検査員(パネル)の編成
4.3 評価実行環境
5.開発型官能評価体制の運用
5.1 官能評価の要請と報告
5.2 大切な官能変数と官能尺度
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B 令和7年5月21日 医薬品医療機器等法一部改正 用語集 (医薬部外品,化粧品編)
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C EpiSensAを用いた皮膚感作性試験代替法の使用判断
山陽小野田市立山口東京理科大学
1.はじめに
2.序論
3.EpiSensAの概要
4.EpiSensAのプロトコルの留意点
5.EpiSensAの信頼性と妥当性
5.1 施設内再現性
5.2 施設間再現性
5.3 予測性
6.EpiSensAの使用上の留意点
7.最後に
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連載:特許からみた、化粧品新素材 (第39回)
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