研究開発リーダー マテリアルステージ 車載テクノロジー ファームステージ コスメティックステージ ホーム

2021年9月号目次 MATERIALSTAGE

■ 巻頭

□ フレキシブル有機ELの国際標準化の動き,今後の展望
山形大学 山内泰樹

1.はじめに
2.IECにおける国際標準化
3.CIEにおける国際標準化
4.今後の展望



■ 特集1

自動車の耐熱・放熱ニーズと材料開発

 

□ 高耐熱エポキシ樹脂における分子設計とその応用について
DIC(株) 林弘司

1.はじめに
2.開発事例

□ PEEK/CNT複合材料化による耐熱性の改善とその応用について
(国研)産業技術研究所 阿多誠介

1.はじめに
2.樹脂の耐熱性向上
3.ナノカーボン材料のラジカル捕捉性
4.PEEKとCNTの複合材料の機械特性
5.耐熱性評価

□ 耐熱シクロオレフィンポリマーの特性とその応用について
日本ゼオン(株) 古国府明

1.はじめに
2. シクロオレフィンポリマー(COP)の基本特性と用途展開
3. シクロオレフィンポリマー(COP)の高耐熱化
4. 非晶性耐熱COP「ZEONEXRT62R」の特性
5. 結晶性耐熱COP「ZEONEXRC2420」の特性

□ 高い放熱特性,高耐熱性および許容できる電気絶縁性をもつ静電吸着法を用いた放熱性コンポジット絶縁材料の開発
豊橋技術科学大学 村上義信

1.はじめに
2. 静電吸着法による放熱性熱可塑性ポリイミド/配向六方晶窒化ホウ素コンポジット絶縁材料の作製
3. tpPI/配向h-BNコンポジット材料の電気的・熱的特性



■ 特集2

フレキシブル有機ELに向けた基板,封止材,透明電極の開発
 

フレキシブルスーパーハードコートの特長と応用展開
(株)ダイセル 横山将史

1.はじめに
2.携帯端末の新たな展開
3.折り畳み端末向け最表層材料の開発
4.カバーフィルムの耐衝撃性

□ 粘土分散技術を用いたガスバリア膜とフレキシブル有機ELへの応用について
旭化成(株) 田中秀康

1.はじめに
2.粘土を用いたガスバリア膜とは
3.水蒸気バリア性の発現方法
4.本ガスバリア膜の特徴

□ フレキシブルディスプレイ用機能性コーティング剤の開発動向
日本化工塗料(株) 遠藤幸典、瓜生孝幸、遠竹浩二

1.はじめに
2.フレキシブルディスプレイの市場動向
3.フレキシブルディスプレイに使用されるプラスチックフィルム
4.フォルダブルディスプレイ用UV硬化型コーティング剤
5.折り曲げ可能なUV硬化型アンチグレアコーティング剤



■ 特集3

(無水)マレイン酸による樹脂および樹脂/繊維複合材料の密着性,分散性コントロールとその応用
 

□ 無水マレイン酸の概要 −構造,特性,用途など−
扶桑化学工業(株) 植田実木生

1.無水マレイン酸
2.無水マレイン酸の製法
3.無水マレイン酸の製品形態
4.無水マレイン酸の危険有害性
5.無水マレイン酸の用途

□ ポリマーブレンドの力学特性に関する相容化
山形大学 高山哲生

1.はじめに
2.ポリマーブレンドの降伏開始条件
3.ポリマーブレンドの降伏開始応力に及ぼす相容化剤添加効果
4.ポリマーブレンドの破壊じん性に及ぼす相容化剤添加効果

□ 二軸混練によるリアクティブプロセッシング法を用いた高分子分子鎖へのマレイン酸変性
福井大学 山下義裕

1.はじめに
2.無水マレイン酸とパーオキサイド
3.リアクティブプロセッシング



■ マテリアルニュース&トピックス
 

□ セルロースナノファイバーを前駆体として利用したチタンの高強度化
東北大学 栗田大樹

1.はじめに
2.セルロースナノファイバー (CNF)
3.CNFを前駆体に用いたチタンの強化
4.今後の展開

□ 廃ガラス繊維強化樹脂(GFRP)の再資源化処理技術の開発
千葉大学 和嶋隆昌

1.はじめに
2.GFRPの再資源化処理技術の開発動向
3.水酸化アルカリを活用したGFRPの再資源化処理技術
4.マイクロ波加熱の再資源化処理技術への適用

 
■ 連載

続・エポキシ樹脂 CAS 番号物語~ 硬化剤 CAS 番号備忘録

第46回 尿素誘導体(1)
小池 常夫